「栄光が神にあるように」

 「しかしわたしたちは、この宝を土の器の中に持っている。その測り知れない力は神のものであって、わたしたちから出たものでないことが、あらわれるためである。」(コリント第二4:7)

 「この世に生存した最も善良な人々の美徳でさえ、聖書にあまり書かれていないのである。この沈黙は無意味ではない。そこに教訓が隠されている。人間が持っている美点は皆、神の賜物である。彼らの善行は、キリストを通して与えられた神の恵みによって行なわれた。彼らは、すべてを神に負うているのであるから、彼らがどんな人間で、どんな行為をしようとその誉れは神にだけ帰すべきである。彼らは、ただ、み手の中の器に過ぎないのである。
 そればかりではない。聖書歴史のすべての教訓が教えているように、人間を賞賛し、高めることは危険である。なぜなら、人間が、神に全く依存していることを見失い、自分自身の力にたよるようになると、彼は必ず堕落するからである。人間は、人間以上に強い敵と戦っている。……われわれは、自分の力で戦い続けることはできない。そして、心を神からそらし、自己高揚と自己依存に陥れるものは何であっても、必ず、われわれを敗北させるものである。聖書は、人間の能力にたよらず、神の力にたよることを奨励するのをその主題としている。」(人類のあけぼの下巻414,415)
 「わたしたちの天の父は、救いを人々に伝えるために天から天使を遣わされなかった。このお方は、わたしたちにこのお方のみ言葉の尊い真理を開かれ、わたしたちが暗闇の中にいる人々にそれを与えるために、わたしたちの心に真理を植えつけられた。もしわたしたちが、このお方のみ約束の中に神の尊い賜物を本当に味わったなら、わたしたちはこの知識を他の人々に伝えるべきである。……
 わたしたちは、大きな責任がわたしたちに置かれているかのように、個人的に働くべきである。わたしたちはこの働きにおいて、たゆむことのない活力と機知と熱意を示し、その重荷を負い、わたしたちの隣人や友人が置かれている危険を感じるべきである。わたしたちはキリストが働かれたように働くべきである。わたしたちは魂の血がわたしたちの衣の上につくことがないように、イエスにあるままの真理を宣べ伝えるべきである。同時に、わたしたちは神への完全な依存と信頼を感じるべきである。それはわたしたちがこのお方の恵みと助けの力がなければ、何もすることができないことを知っているからである。パウロが植え、アポロが水を注ぐかもしれないが、神だけが成長させて下さるのである。」(天国で331)
 「わたしたちの義務、わたしたちの安全、わたしたちの幸せと有用性、またわたしたちの救いは、わたしたち一人一人に、キリストの恵みを確保するために最大の骨折りをするように呼びかけている。」(同上184)

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