2012-09-01から1ヶ月間の記事一覧

130 第10章 「キリスト再臨大運度」

小さな巻物であるダニエル書 「わたしは、もうひとりの強い御使が、雲に包まれて、天から降りて来るのを見た。その頭に、にじをいただき、その顔は太陽のようで、その足は火の柱のようであった。彼は、開かれた小さな巻物を手に持っていた。そして、右足を海…

「このお方はできる」

「わたしは自分の信じてきたかたを知っており、またそのかたは、わたしにゆだねられているものを、かの日に至るまで守って下さることができると、確信しているからである。」(テモテ第二1:12) 「使徒パウロは、不安と恐れを抱いてではなく、喜ばしい望みと…

「勝ち得て余りがある」

「だれが、キリストの愛からわたしたちを離れさせるのか。患難か、苦悩か、迫害か、飢えか、裸か、危難か、剣か。……しかし、わたしたちを愛して下さったかたによって、わたしたちは、これらすべての事において勝ち得て余りがある。」(ローマ8:35-37) 「神…

SDAと宗教統一運動1

セブンスデー・アドペンチスト教会には黙示録14章の第一、第二、第三天使の使命を世に伝える聖なる使命が託されている。彼らは神の裁きの時と、バビロンとなった名目的諸教会の堕落、また獣と獣の像、獣の刻印について警告するために召された。 私たちは、…

「無敵」

「主の祝福は人を富ませる、主はこれになんの悲しみをも加えない。」(箴言10:22) この苦悩のときに、ヤコブは天使を捕えて涙ながらに訴えたのである。すると、天使は、彼の信仰を試みるために、彼の罪を思い出させて、彼からのがれようとした。しかし、ヤ…

169「フランス軍の惨敗」

「彼は国々にその手を伸ばし、エジプトの地も免れません。」ダニエル11:42 フランス軍がエジプトに退去するや、トルコの艦隊は一万八千の兵をアブーキルに上陸させた。ここにおいてナポレオンは直ちに攻撃を開始しトルコ軍を打ち破り、再びエジプトにおける…

「不死を受け継ぐ者」

「わたしたちが、キリストの恵みによって義とされ、永遠のいのちを望むことによって、御国をつぐ者となるためである。」(テトス3:7) 「恵みと力を求めるすべての熱心な嘆願は応えられる。……自分で出来ないことを、神にしてもらいなさい。イエスに何もかも…

「129悔い改めない残りの者」

「これらの災害で殺されずに残った人々は、自分の手で造ったものについて、悔い改めようとせず、また悪霊のたぐいや、金、銀、銅、石、木で造られ、見ることも聞くことも歩くこともできない偶像を礼拝して、やめようともしなかった。また、彼らは、その犯し…

「反駁することができない」

「あなたを恐れる者のためにたくわえ、あなたに寄り頼む者のために人の子らの前に施されたあなたの恵みはいかに大いなるものでしょう。」(詩篇31:19) 「神の恵みを告白するようにと、われわれに呼びかけておられる。……キリストの忠実さについてわれわれが…

168「トルコ軍の追撃」

「彼はまた麗しい国にはいります。また彼によって、多くの者が滅ぼされます。しかし、エドム、モアブ、アンモンびとらのうちのおもな者は、彼の手から救われましょう。」ダニエル11:41 フランス軍はセント・ジャン・ダーカー包囲中に戦死者と病死者とを合わ…

「クリスチャンの徽章」

「わたしたちのうちに働く力によって、わたしたちが求めまた思うところのいっさいを、はるかに越えてかなえて下さることができるかたに。」(エペソ3:20) 「主は、ご自分の民を通して、ご自分の恵みと力を示そうと待っておられる。しかしこのお方は、ご自分…

128「精悍勇猛なるトルコ軍」

「騎兵隊の数は二億であった。わたしはその数を聞いた。そして、まぼろしの中で、それらの馬とそれに乗っている者たちとを見ると、乗っている者たちは、火の色と青玉色と硫黄の色の胸当をつけていた。そして、それらの馬の頭はししの頭のようであって、その…

「世を震わせるための力」

「真理の言葉と神の力とにより、左右に持っている義の武器により、」(コリント第二6:7) 「弟子たちは、キリストから与えられた任務を果たした。十字架の使命者たちが出かけて行って福音を宣べ伝えたとき、かつて人間が見たことのないほど神の栄光があらわ…

167「ナポレオンの敗北」

「みなぎりあふれ、通り過ぎるでしょう。」と。我等は「南の王は・・・戦う」ことと、「北の王は、・・・つむじ風のように彼を攻め」るという預言の成就した驚くべき事件を学んだ。そして勝ち誇ったトルコ軍は勢いに乗じてフランスよりパレスチナの南方およ…

「このお方の力を伝える」

「彼らはみ国の栄光を語り、あなたのみ力を宣べ、」(詩篇145:11) 「もしクリスチャンが共に交わって、互いに神の愛と尊い贖罪の真理について語り合うならば自分の心がうるおされ、お互いの心がうるおされるのであります。私どもは日ごとに、天の父について…

「人生の競走のために」

「いっさいの重荷と、からみつく罪とをかなぐり捨てて、わたしたちの参加すべき競走を、耐え忍んで走りぬこうではないか。信仰の導き手であり、またその完成者であるイエスを仰ぎ見つつ、走ろうではないか。」(ヘブル12:1,2) 「ねたみ、悪意、邪推、悪口、…

127「リッチ博士の発表」

1838年すなわちトルコ帝国が独立権を失う2年前に、米国のジョサイア・リッチ博士は「キリストの再臨」と題する著書の中にこの預言の解釈をなし、トルコは1840年8月11日に戦敗の結果その独立権を失うと断言したが、これに対して懐疑論者および批評家達は…

「正しい感化の源」

「そうすれば、あなたの光が暁のようにあらわれ出て、あなたは、すみやかにいやされ、あなたの義はあなたの前に行き、主の栄光はあなたのしんがりとなる。」(イザヤ58:8) 「主は、私たち個人個人のために特別な働きを持っておられます。私たちは、世の人々…

166「セント・ジャン・ダーカーの総攻撃」

セント・ジャン・ダーカーの包囲攻撃は3月18日より開始された。「ナポレオンが10日間ほとんど間断なくジャン・ダーカーを攻撃した時、トルコの大部隊が近づいたことがわかった。その大軍は三万におよび中一万二千は最も残忍にまた世界中で最も訓練を受…

「わたしたちが優るために」

「正しい人は隣人に優る。しかし悪しき者の道は隣人を堕落させる。」(箴言12:26)(英文訳) 「主はご自分の僕が、生活と品性において他の人々に優ることを求められる。このお方は、ご自分に仕える者たちの掌中にあらゆる供給を置かれた。全宇宙は、クリス…

126「預言とトルコ」

「第一のわざわいは、過ぎ去った。見よ、この後、なお二つのわざわいが来る。第六の御使が、ラッパを吹き鳴らした。すると、一つの声が、神のみまえにある金の祭壇の四つの角から出て、ラッパを持っている第六の御使にこう呼びかけるのを、わたしは聞いた。…

「謙遜な者に」

「だから、あなたがたは、神の力強い御手の下に、自らを低くしなさい。時が来れば神はあなたがたを高くして下さるであろう。」(ペテロ第一5:6) 「けんそんであるということは、何も知力に欠け、抱負もなく、おく病な気持ちで人生を送り、失敗することを恐…

「青年はそれを必要としている」

「主なる神よ、あなたはわたしの若い時からのわたしの望み、わたしの頼みです。」(詩篇71:5) 「わたしたちの間では、わたしたちの信仰に無知な青年が多くいるが、彼らの心は神の恵みの力によって触れられたことがない。神の僕であると公言しているわたした…

165「フランスとトルコの戦争」

しかしこの時にあたりナポレオンの形勢は危険になってきた。それは彼が本国との間に唯一の交通機関と頼んでいたフランス国艦隊が、アブーキル湾において英将ネルソンのために撃破されたからである。またトルコの君主はフランスに対して猜疑の念をいだき、ま…

「増し加えられた祝福」

「神とわたしたちの主イエスとを知ることによって、恵みと平安とが、あなたがたに豊かに加わるように。いのちと信心とにかかわるすべてのことは、主イエスの神聖な力によって、わたしたちに与えられている。それは、ご自身の栄光と徳とによって、わたしたち…

125「サランセン軍の跋扈」

「これらのいなごは、出陣の用意のととのえられた馬によく似ており、その頭には金の冠のようなものをつけ、その顔は人間の顔のようであり、また、そのかみの毛は女のかみのようであり、その歯はししの歯のようであった。また、鉄の胸当のような胸当をつけて…

「世俗的な壮麗さではなく」

「それは、あなたがたの信仰が人の知恵によらないで、神の力によるものとなるためであった。」(コリント第一2:5) 「イエスもまた……外見的にはでに仕事をなさるのでなく、なさけ深い自己犠牲の生活によって人の心に語り、そのみわざを果さなければならなか…

「み約束の力」

「怠ることがなく、信仰と忍耐とをもって約束のものを受け継ぐ人々に見習う者となるように、と願ってやまない。」(ヘブル6:12) 「わたしたちは神のみ言葉に密接につながっていなければならない。わたしたちにはみ言葉の警告と励まし、戒めと約束が必要であ…

「信じる者に」

「このようなわけで、すべては信仰によるのである。それは恵みによるのであって」(ローマ4:16) 「キリストの恵みが無くては、罪人は絶望的な状態にいる。彼のために何もすることができない。しかし神の恵みを通して、超自然的な力が与えられる。……与えられ…

164「ナポレオンのエジプト遠征」

さて、1260年の終局を画した法王権の没落と、35節に示された「終わりの時」の開始はローマがフランスの大将バーシエーの手によって陥落した時すなわち1798年2月10日であった。同年3月5日ナポレオンは督政官よりエジプト遠征の命を受け、5月3日パリを出発し、…