2012-02-01から1ヶ月間の記事一覧

49「ダビデの鍵」

我等の主イエス・キリストの御品性は聖なるものであり、全ての純潔は彼より来るのである。彼はまた真理であるがゆえに真実である。(ヨハネ14:6参照)彼はまたイスラエルの王「ダビデの鍵を持つ者」といわれている。鍵は権威の象徴である。ダビデの位はキ…

第二編第1章「第二天使の使命を経験せよ」

第1章「三ヵ月後にイエスに会うという使命」 「また、ほかの第二の御使が、続いてきて言った、『倒れた、大いなるバビロンは倒れた。その不品行に対する激しい怒りのぶどう酒を、あらゆる国民に飲ませた者。』」―黙示録14:8 宣告されたバビロン 今回は第二…

「エリヤの霊と力」

「見よ、主の大いなる恐るべき日が来る前に、わたしは預言者エリヤをあなたがたにつかわす。彼は父の心をその子供たちに向けさせ、子供たちの心をその父に向けさせる。これはわたしが来て、のろいをもってこの国を撃つことのないようにするためである。」マ…

74「四つの著しい角」

「こうして、その雄やぎは、はなはだしく高ぶったが、その盛んになった時、あの大きな角が折れて、その代りに四つの著しい角が生じ、天の四方に向かった。」ダニエル8:8 征服者は被征服者よりも強い。雄羊メド・ペルシャは滅び、雄山羊すなわちギリシャは大…

現代のSDAと安息日

「わたしたちは神が辱められるのを見た時、沈黙しているべきではない。天の神は普通の人のように考えられるべきではなく、人が最も高い崇拝をすべき価値のある全能の方として他の人々が考えることができるように全ての人にはなし、また行動すべきである。私…

「キリストの御国にあずかる者」

「それで、わたしの父が国の支配をわたしにゆだねてくださったように、わたしもそれをあなたがたにゆだね、わたしの国で食卓について飲み食いをさせ、また位に座してイスラエルの十二の部族をさばかせるであろう。」(ルカ22:29,30) これはなんという約束で…

48「再臨運動の初期」

この時代における教会にはまさにこのようなはじめの愛がみなぎっていた。キリスト再臨の時が目睫(もくしょう)の間に(目とまつ毛の意)迫ったとの使命が宣伝された当初には、この驚くべきまた限りなく尊い希望が信者たちの心に働いて、兄弟愛と同情とを非常に…

「王族の生まれ」

「わたしたちはまた、神と共に働く者として、あなたがたに勧める。神の恵みをいたずらに受けてはならない。」(コリント第二6:1) クリスチャンであると公言している者の多くは、クリスチャンではない。……神は、まずこの世においてキリストの恵みによって聖…

73「雄山羊と雄羊との戦い」

「わたしがこれを考え、見ていると、一匹の雄やぎが、全地のおもてを飛びわたって西からきたが、その足は土を踏まなかった。このやぎには、目の間に著しい一つの角があった。この者は、さきにわたしが川の岸に立っているのを見た、あの二つの角のある雄羊に…

「感化力の管理者」

「それだから、あなたがたのなえた手と、弱くなっているひざとを、まっすぐにしなさい。また、足のなえている者が踏みはずすことなく、むしろいやされるように、あなたがたの足のために、まっすぐな道をつくりなさい。すべての人と相和し、また、自らきよく…

「力の管理者」

「心をつくし、精神をつくし、思いをつくし、力をつくして、主なるあなたの神を愛せよ。」(マルコ12:30) すべての人には、タラントと呼ばれる個人的な賜物が託されている。ある者たちは、これらのタラントを精神の優れた能力を所有する天才、すなわちある…

47「ヒラデルヒヤ時代」

「ヒラデルヒヤにある教会の御使に、こう書きおくりなさい。『聖なる者、まことなる者、ダビデのかぎを持つ者、開けばだれにも閉じられることがなく、閉じればだれにも開かれることのない者が、次のように言われる。わたしは、あなたのわざを知っている。見…

「真理の管理者」

「すべて神を恐れる者よ、来て聞け。神がわたしのためになされたことを告げよう。」(詩篇66:16) 命があるところにはどこにでも、増加と成長がある。神の御国には絶え間ないやり取り―取り入れ、取り出し、受け、主に主の物を返す―がある。神は一人一人の真…

72「二つの角のある雄羊」

「わたしが目をあげて見ると、川の岸に一匹の雄羊が立っていた。これに二つの角があって、その角は共に長かったが、一つの角は他の角よりも長かった。その長いのは後に伸びたのである。わたしが見ていると、その雄羊は、西、北、南にむかって突撃したが、こ…

「神の恵みの管理者」

「あなたがたは、それぞれ賜物をいただいているのだから、神のさまざまな恵みの良き管理人として、それをお互のために役立てるべきである。」(ペテロ第一4:10) 神の恵みの知識、神の御言葉の真理、また現世における賜物―時間と財産、タラントと影響力―はす…

第一編第3章「敬虔な畏れを経験せよ」

「わたしは、もうひとりの御使が中空を飛ぶのを見た。彼は地に住む者、すなわち、あらゆる国民、部族、国語、民族に宣べ伝えるために、永遠の福音をたずさえてきて、大声で言った、『神をおそれ、神に栄光を帰せよ。神のさばきの時がきたからである。天と地…

46「生命の書」

生命の書は天の大いなる記録の一つであって、これには神に仕えた全ての者の名が記されてある。勝利者である事によってのみその名を生命の書に残しておく事ができるのであって、もし未だ我らがその罪の記録の書より消去されていないのなら、ついに我らの名は…

「服従による祝福」

「わが神よ、わたしはみこころを行うことを喜びます。あなたのおきてはわたしの心のうちにあります。」(詩篇40:8) わたしたちの神はなんという神であろうか!神はご自分の王国を勤勉に注意深く支配しておられ、ご自分の臣民が罪を犯すことのないように、彼…

71「新たな幻」

「われダニエルは先に幻を見たが、後またベルシャザル王の治世の第三年に、一つの幻がわたしに示された。」ダニエル8:1 聖書が作り話でない事を確証する最も著しい特徴の一つは、聖書記者がその事件と関連した出来事を包み隠すことなくありのままに記録して…

「地上の王国に勝った王国」

「それだから、これらの最も小さいいましめの一つでも破り、またそうするように人に教えたりする者は、天国で最も小さい者と呼ばれるであろう。しかし、これをおこないまたそう教える者は、天国で大いなる者と呼ばれるであろう。」(マタイ5:19) 世の王国に…

45「真の悔い改めと白い衣」

ここに神に帰る道が示されている。それは神がいかに我らを守られるかを覚え、真理を固く保ち、神の御心にかなう悔い改めをすることである。目を醒ましてこのようにしない者にとってキリストの再臨は盗人が来る時のように思える出来事となる。そして準備を怠…

「神のご要求が第一である」

「人間に従うよりは、神に従うべきである。」(使徒行伝5:29) わたしたちが担わなければならないメッセージは、わたしたちが伝えるのを嫌がるようにさせるメッセージではない。そのメッセージの支持者はそれを覆ったり、その由来と目的を隠そうとしたりはし…

70 第8章 雄羊と雄山羊および小さい角

何故幻か 読者は、ダニエル書の中にはなぜ夢や幻がこのように頻繁に記載されているのであろうかと不審に思われるであろう。しかしダニエル書に記録された夢や幻は決して普通一般の夢や幻ではない。それは生ける真の神が夢や幻を用いて将来起こるべき事件を人…

「忠誠のテスト」

「わたしのいましめを心にいだいてこれを守る者は、わたしを愛する者である。わたしを愛する者は、わたしの父に愛されるであろう。わたしもその人を愛し、その人にわたし自身をあらわすであろう。」(ヨハネ14:21) 神の王国の臣民の一人一人がエホバの律法…

「天国の市民」

「そこであなたがたは、もはや異国人でも宿り人でもなく、聖徒たちと同じ国籍の者であり、神の家族なのである。」(エペソ2:19) 神の民―真のイスラエル―は、すべての国々に散らばっているけれども、地上においては国籍を天に持つ旅人にすぎない。(人類のあ…

44「サルデス教会の霊的状態」

この教会には聖霊を代表する神の七つの霊を持った者が語っているが、これはキリストの霊と神の霊が一つである事を示しているものである。(黙示録1:4) サルデス教会の霊的状態は、「あなたは、生きているというのは名だけで、実は死んでいる」との簡潔な…

「アブラハムと彼の子ら」

「もしキリストのものであるなら、あなたがたはアブラハムの子孫であり、約束による相続人なのである。」(ガラテヤ3:29) アブラハムについては、「彼は『神の友』と唱えられ」「信じて義とされるにいたるすべての人の父」としるされている……アブラハムは、…

69「聖徒の凱旋」

「『国と主権と全天下の国々の権威とは、いと高き者の聖徒たる民に与えられる。彼らの国は永遠の国であって、諸国の者はみな彼らに仕え、かつ従う。』その事はここで終った。われダニエルは、これを思いまわして、非常に悩み、顔色も変った。しかし、わたし…

「贖いの値」

「かつ、やぎと子牛との血によらず、ご自身の血によって、一度だけ聖所にはいられ、それによって永遠のあがないを全うされたのである。」(ヘブル9:12) 一人一人の魂は、イエス・キリストの尊い血によって買い取られたのであるから尊いのである。(教会への…

43「豪奢の都サルデス」

サルデスは古代における大都市の一つであった。その名は常に富貴および豪奢等の語と併用されている。「クローサスのような富」とはその当時のことわざであり、リディア王の途方もなく莫大な富をいったものである。そしてサルデスはそのリディアの首府であっ…