2011-10-01から1ヶ月間の記事一覧

ダニエル書講解20「栄華の宮もあわれ獣の巣窟」

バビロンについての学びを終える前に、その後のバビロンの陰惨な歴史の終結を見てみよう。勝利者がこのような高貴な、また世界のすべてのものにはるか優れた都の所有者となったとすれば、必ず彼の帝国を首府として、その最初の壮麗さを保存すべきことは当然…

「天の事柄を熟考」

「神は……キリスト・イエスにあって、共によみがえらせ、共に天上で座につかせて下さったのである。」(エペソ2:4~6) もしもまもなくおこる重大な出来事を心にとめていたいのであれば、わたしたちは品性が弱くてはいけない。わたしたちは神のみ前に生きてい…

「弟子たちはキリストの品性をあらわした」

「主は、わたしたちのためにいのちを捨てて下さった。それによって、わたしたちは愛ということを知った。それゆえに、わたしたちもまた、兄弟のためにいのちを捨てるべきである。」(ヨハネ第一3:16) キリストの昇天後、ヨハネは主のための忠実で熱心な働き…

「ヨハネの品性はキリストを反映した」

「わたしたちが神を愛したのではなく、神がわたしたちを愛して下さって、わたしたちの罪のためにあがないの供え物として、御子をおつかわしになった。ここに愛がある。愛する者たちよ。神がこのようにわたしたちを愛して下さったのであるから、わたしたちも…

「絶えず恵みのうちに成長する必要性」

「兄弟たちよ。それだから、ますます励んで、あなたがたの受けた召しと選びとを、確かなものにしなさい。そうすれば、決してあやまちに陥ることはない。」(ペテロ第二1:10) 清くないものから清いものに変える働きは、継続的なものである。毎日、神は人のき…

ダニエル書講解19 「預言と歴史の一致」

クロスの兵士たちが王宮の間近に迫った時、バビロンの兵隊たちはペルシャ軍が都城に侵入したことをはじめて認めた。ベルシャザルはすぐに動乱の原因を感知し、到底免れることのない運命に抵抗してみたが、その甲斐なく殺されてしまった。ベルシャザルのこの…

「神の知識が必要不可欠」

「知恵ある人はその知恵を誇ってはならない。力ある人はその力を誇ってはならない。富める者はその富を誇ってはならない。誇る者はこれを誇とせよ。すなわち、さとくあって、わたしを知っていること、わたしが主であって、地に、いつくしみと公平と正義を行…

ダニエル書講解18 「クロス王のバビロン攻略」

彼らが確かに安全であると確信していた場所に危険が隠されていた。クロスは武力によって成し得なかったことを、軍略によって成就しようと決心した。彼はバビロンにおける例年の祭典、つまり全市をあげての歓楽と酒宴に耽溺する祭典が間もなく始まることを知…

「キリストの品性に生きる」

「愛する者たちよ。それだから、この日を待っているあなたがたは、しみもなくきずもなく、安らかな心で、神のみまえに出られるように励みなさい。」(ペテロ第二3:14) この世において成し遂げられる最大の働きは、キリストのご品性に生きることによって、神…

ダニエル書講解17 「バビロンとペルシャの交戦」

「あなたの後にあなたに劣る一つの国が起ります。また第三に青銅の国が起って、全世界を治めるようになります。」ダニエル2:39 ネブカデネザルの在位は43年間であり、彼の後に即位した君主は次のとおりである。彼の子供のエビル・メロダク(エヴィル・メロ…

「キリスト教信仰の科学」

「すなわち、自分のからだを打ちたたいて服従させるのである。そうしないと、ほかの人に宣べ伝えておきながら、自分は失格者になるかも知れない。」(コリント第一9:27) クリスチャンの生涯は戦いと進軍の生涯である。この戦争において解放はない。努力が続…

ダニエル書講解16 「壮大無比なバビロンの都城」

バビロンは東方の園と称される美しい場所に位置し、約200平方マイルの面積を持ち、その周囲および縦横に大城壁をめぐらし、そのある物は厚さ24mで、四頭立ての馬車が自由に回転する事ができた。また外壁には数百の防御用の高い塔があり、また数百の門…

「思考は神に集中されるべき」

「それだから、心の腰に帯を締め、身を慎み、イエス・キリストの現れる時に与えられる恵みを、いささかも疑わずに待ち望んでいなさい。」(ペテロ第一1:13) 嵐が情け容赦のない激しさで近づいている。わたしたちはその嵐に直面する備えができているのであろ…

説教 「あなたに足りないことが一つある。」

マルコ10:17 「イエスが道に出て行かれると、ひとりの人が走り寄り、みまえにひざまずいて尋ねた、「よき師よ、永遠の生命を受けるために、何をしたらよいでしょうか」。 ある時イエス様が道に出られると、一人の人が近づいてきました。 どのように近づいて…

「生きた信仰によってキリストの内に宿る」

「神の宮と偶像となんの一致があるか。わたしたちは、生ける神の宮である。神がこう仰せになっている、『わたしは彼らの間に住み、かつ出入りをするであろう。そして、わたしは彼らの神となり、彼らはわたしの民となるであろう』。」(コリント第二6:16) 私…

「誠心誠意の行動の結果である品性」

「小事に忠実な人は、大事にも忠実である。」(ルカ16:10) 人生に成功する道は、世人がいわゆる小事と名づけていることに良心的に注意を払うことです。小さな慈善行為、自己犠牲の小さな行動、人の助けとなるちょっとした言葉を語ること、小さな罪に注意を…

ダニエル書講解15 「世界統一という言葉の意義について」

ダニエル書第2章の像は預言であり世界の四大帝国を象徴し、バビロンはその第一の帝国であると我々が言うとき、ある人々はそれらの中で一つとして全世界を統一した国がないのにそれがどうして真理であるかという。つまりバビロンはギリシャおよびローマを征…

「あなたの考えそれがあなたである」

「神の知恵に逆らって立てられたあらゆる障害物を打ちこわし、すべての思いをとりこにしてキリストに服従させ、」(コリント第二10:5) オフルの金のくさびよりも、もっと尊いものは正しい思考力である。わたしたちは自分の思いを正しく統制することに高い価…

ダニエル書講解14 「新バビロニア帝国の建設とその終焉」

バビロンの最も古い王の一人はアッカドのサルゴンであったが、彼はその国境を地中海まで広げて一大帝国を建設した。特に聖書研究者たちに興味を与えるのはハンムラビである。彼はアブラハムによって征服されたシナルの王アムラペル(創世記14章)であると…

「品性の変化はここで起こる」

「万軍の主よ、その力があなたのうちにある人は幸いです」(詩篇84:5英文訳) わたしたちはだれ一人として、わたしたちがなり得る者でなく、神がわたしたちになるようにと望んでいる者でもなく、また神のみ言葉がわたしたちになるようにと要求している者でも…

ダニエル書講解13 「夢の解き明かし」

「これがその夢です。今わたしたちはその解き明かしを、王の前に申しあげましょう。王よ、あなたは諸王の王であって、天の神はあなたに国と力と勢いと栄えとを賜い、また人の子ら、野の獣、空の鳥はどこにいるものでも、皆これをあなたの手に与えて、ことご…

「高尚な品性を築くレンガ」

「自分の利益を求めない、いらだたない、恨みをいだかない。不義を喜ばないで真理を喜ぶ。そして、すべてを忍び、すべてを信じ、すべてを望み、すべてを耐える。」(コリント第一13:〜7) 快活で親切で育ちのよいクリスチャンには、神とこのお方の真理のため…

ダニエル書講解12 「王の見た夢」

「王よ、あなたは一つの大いなる像が、あなたの前に立っているのを見られました。その像は大きく、非常に光り輝いて、恐ろしい外観をもっていました。その像の頭は純金、胸と両腕とは銀、腹と、ももとは青銅、すねは鉄、足の一部は鉄、一部は粘土です。あな…

「神の真理は分別を精錬する」

「愛は寛容であり、愛は情深い。また、ねたむことをしない。愛は高ぶらない、誇らない。不作法をしない、」(コリント第一13:4, 5) 神の真理は受ける者を高尚にし、分別を精錬し、その判断を聖化するようにと意図されている。クリスチャンの品性は聖なるも…

ダニエル書講解11 「ダニエルの上奏」

「アリオクは急いでダニエルを王の前に連れて行き、王にこう言った、『ユダから捕え移した者の中に、その解き明かしを王にお知らせすることのできる、ひとりの人を見つけました』。王は答えて、ベルテシャザルという名のダニエルに言った、『あなたはわたし…

「神の恵みの宝庫はわたしたちの思いのままである」

「彼についてこの望みをいだいている者は皆、彼がきよくあられるように、自らをきよくする。」(ヨハネ第一3:3) 神の確かなみ約束に頼ることは、真理と義を真剣に求めるすべての人の特権である。主イエスは、神の恵みの宝庫が、余すことなくわたしたちの思…

2011年10月15日 説教 「ユダ(賛美)」

ユダはレアの四人目の子供でした。彼女がこの子を産んだ時どのように言いましたか? 創29:35「彼女はまた、みごもって子を産み、『わたしは今、主をほめたたえる』と言って名をユダと名づけた。そこで彼女の、子を産むことはやんだ。」 ユダの名は「褒…

「イエスはわたしたちがご自分と一つになるようにと望んでおられる」

「キリスト・イエスにあっていだいているのと同じ思いを、あなたがたの間でも互に生かしなさい。」(ピリピ2:5) イエスは、ご自分に従う人々の思いから、地上のかたちを消し去り、そしてそこに天のかたちを印象づけようと望んでおられる。それは彼らがご自…

「日々キリストのご臨在をあらわす」

「正しい者の道は、夜明けの光のようだ、いよいよ輝きを増して真昼となる。」(箴言4:18) わたしたちは、注意を引こうとする何千という話題に背を向けなくてはならない。時間をとり、疑問をひきおこしはするが、何の益にもならないことが多くある。最高の関…

「主はすべての思想を知っておられる」

「わが子ソロモンよ、あなたの父の神を知り、全き心をもって喜び勇んで彼に仕えなさい。主はすべての心を探り、すべての思いを悟られるからである。あなたがもし彼を求めるならば会うことができる。しかしあなたがもしかれを捨てるならば彼は長くあなたを捨…