「キリストの輝かしい出現」


 「人の子が栄光の中にすべての御使たちを従えて来るとき、彼はその栄光の座につくであろう。」(マタイ25:31)

 「天から神のみ声が聞こえて、イエスのこられる日と時とが宣言され、永遠の契約が神の民に伝えられる。どんな雷鳴も及ばぬとどろきをもって、神のみ言葉が地上になりひびく。神のイスラエルは、耳を傾け、目を上方に注いで立っている。彼らの顔は神の栄光に照らされて、……輝いている。
 まもなく、東のほうに、人の手の半分くらいの大きさの小さい黒雲が現われる。……それは、救い主を囲んでいる雲で、遠くからは、暗黒に包まれているように見える。神の民は、これが人の子のしるしであることを知っている。彼らは、厳粛な沈黙のうちに、その雲が地上に近づくのを見つめる。それは次第に明るさと輝かしさを増し、ついには大きな白い雲となって、下のほうには焼き尽くす火のような栄光が輝き、上のほうには契約のにじがかかっている。イエスは、偉大な勝利者としておいでになる。……数えることができないほどの聖天使の群れが、天の聖歌を歌いながら付き従う。大空は、『万の幾万倍、千の幾千倍』もの、輝く天使たちで満たされたように見える。この光景は、人間のどんな筆によっても描くことができない。……
 義人たちは、震えながら、『だれが立つことができようか』と叫ぶ。天使たちの歌はやみ、恐ろしい沈黙のひとときがくる。すると、『わたしの恵みはあなたに対して十分である』というイエスのみ声が聞こえる。義人たちの顔は輝き、どの人の心も喜びに満たされる。そして、天使たちは、前よりも調子を高めて歌い始め、ますます地上へと近づいてくる。……
 王の王は、燃える炎に包まれて、雲に乗って降りて来られる。天は巻物が巻かれるように消えていき、地は、王の王の前に震え、すべての山と島とは、その場所から移されてしまう。……悪人たちは、自分たちが軽べつし拒否してきたおかたの顔を見るよりは、山々の岩石の下に葬られることを願う。……キリストとキリストの忠実な民とを殺そうとした人々は、今、その人たちの上に栄光が宿っているのを見る。彼らは、自分たちが恐怖に襲われている最中に、聖徒たちが喜ばしい声で、『見よ、これはわれわれの神である。わたしたちは彼を待ち望んだ。彼はわたしたちを救われる』と叫ぶのを聞く(イザヤ25:9)。」(各時代の大争闘下巻418-423)

http://www.sda1888.com/
聖書のお話ブログ BIBLE STORY BLOG
http://dailydevotion.jugem.jp/?eid=126



 ブログ村ランキングに参加しております。
もしよろしかったら、クリックお願いいたします。

 ↓↓↓  

にほんブログ村 哲学・思想ブログ プロテスタントへ
にほんブログ村