「貧しい人々への伝道」

  「主の御霊がわたしに宿っている。貧しい人々に福音を宣べ伝えさせるために、わたしを聖別してくださったからである。主はわたしをつかわして、囚人が解放され、盲人の目が開かれることを告げ知らせ、打ちひしがれている者に自由を得させ。」(ルカ4:18)

 人類の苦しみは、キリストの心にふれ、この方の同情と愛を呼び起こした。キリストは魂や、肉体が苦しんでいる人々にあわれみと同情を寄せられた。苦しみ悩む者を扱われたキリストの模範によって、主の被造物の苦しみに対して、私達はどのようにあわれみと同情を持つのかの教を学ぶべきである。
 キリストは肉体的に苦しまれた。…彼は飢えに苦しむのがどういうことであるか知っておられたので、空腹の人に食物を与え、助けを必要としている貧しい人を世話することについて、特別な教訓をお与えになった。そして貧しい人々に奉仕することは、私達が主の聖徒として、主ご自身に奉仕しているのであると、はっきり仰せになった。主は「わたしが空腹の時に食べさせ」と言われている(マタイ25:35)。主はかわきの苦痛と不快を知っておられ、ご自分の弟子のだれにでもみ名のゆえに冷たい水を一杯与える者は、報いを受けずにいることはないと仰せになった。(MS35,1895)
 キリストは活動的な忠実な働き人であられた。日常生活にとってはあまりに聖なる事柄であるとして、宗教の範囲が、高い、険しい壁で隔離されているのをキリストは発見された。主は形式の壁を打ち壊し、ご自分を必要としているすべての人々のためにご自分の助けの力をお与えになった。主は気落ちしている人に喜びと希望をもたらされた。・・・キリストはあなたの信条は何ですかとか、あなたはどの教会に属していますか、などとお聞きにならなかった。活動的で熱心な愛情深い関心が主の生涯を特徴づけていた。…
 主イエスは貧乏の意味を知っておられる。主は貧乏な人、病める人、苦しむ人に対する偉大な伝道者である。天の王であられる主は、富裕階級の人生を送り、大金持の間で生活することもおできになったが、貧乏をお選びになった。そして主はご自分を信じる貧しい人々をいつも祝福されたので、この人々を尊重された。キリストと共にある貧乏は、最も価値のある富である。この貧乏は、聖別され、祝福される。…
 キリストの人性の中に、主を信じ頼っている貧しい人を、無限の愛であられる主ご自身の魂に結びつける黄金の糸があるのである。(MS22,1898)

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