2012-05-01から1ヶ月間の記事一覧

「律法の代わりではない」

「それでは、どうなのか。律法の下にではなく、恵みの下にあるからといって、わたしたちは罪を犯すべきであろうか。断じてそうではない。」(ローマ6:15) キリストの死が、恵みをもたらし律法の代わりとなったというのはサタンの詭弁である。イエスの死は、…

115「北の王と南の王」

「南の王は強くなります。しかしその将軍のひとりが、彼にまさって強くなり、権力をふるいます。その権力は、大いなる権力です。」ダニエル11:5 「北の王、南の王」という語は今後しばしば用いられている語であるから、この預言を明瞭に了解するためにはそれ…

「バプテスマの役割」

「わたしたちは、その死にあずかるバプテスマによって、彼と共に葬られたのである。それは、キリストが父の栄光によって、死人の中からよみがえらされたように、わたしたちもまた、新しいいのちに生きるためである。」(ローマ6:4) キリストは、バプテスマ…

80「天の幕屋における賛美とその中心問題」

この時ヨハネはさらに天の幕屋を眺めたが、彼はそこにはべる「千々万々」の天使を見た。彼はその天使の大軍が、大いなる声をもって一糸乱れず、殺されたが、よみがえられた小羊すなわちキリストの徳を真心より誉め讃えている声を聞いた。これらはことごとく…

「従順の誓約」

「そして契約の書を取って、これを民に読み聞かせた。すると、彼らは答えて言った、『わたしたちは主が仰せられたことを皆、従順に行います』。」(出エジプト記24:7) シナイ山で、神がその民と交わされた契約は、わたしたちの隠れ家となり、防御となる。………

114「アレキサンダー大帝」

「またひとりの勇ましい王が起り、大いなる権力をもって世を治め、その意のままに事をなすでしょう。彼が強くなった時、その国は破られ、天の四方に分かたれます。それは彼の子孫に帰せず、また彼が治めたほどの権力もなく、彼の国は抜き取られて、これら以…

「神の律法が標準である」

「事の帰する所は、すべて言われた。すなわち、神を恐れ、その命令を守れ。これはすべての人の本分である。」(伝道の書12:13) 地の土台が据えられる前に、すべての従順な人々は、供えられた豊かな恵みを通して品性が清くなり、その恵みにふさわしくされる…

「信仰によって受け入れられる」

「あなたがたはみな、キリスト・イエスにある信仰によって、神の子なのである。」(ガラテヤ3:26) 不用意に宗教のことを語ったり、魂のかわきや生きた信仰がなくて祈ったりしても、それは何の役にもたたない。キリストをただ世の救い主として受け入れる口さ…

79「新しい歌」

彼等は新しい歌を歌うといわれているが、彼らははじめに贖われた者であり、はじめにそれを歌うことができるので、それは新しいのである。彼らの歌は皆キリストと彼の徳をほめたたえるものであるが、実に彼こそはこの賛美を受ける資格のある者である。彼は失…

「許しの賜物」

「あなたは罪をゆるす神、恵みあり、あわれみあり、怒ることおそく、いつくしみ豊かにましまして、彼らを捨てられませんでした。」(ネヘミヤ9:17下句) 正義は、ただ罪が許されるのではなくて、死刑が下されることを要求する。神は、ご自分のひとり子を与え…

113 第11章 近東問題と世界の終末

「わたしはまたメデアびとダリヨスの元年に立って彼を強め、彼を力づけたことがあります。わたしは今あなたに真理を示そう。見よ、ペルシャになお三人の王が起るでしょう。その第四の者は、他のすべての者にまさって富み、その富によって強くなったとき、彼…

「悔い改めの賜物」

「イスラエルを悔い改めさせてこれに罪のゆるしを与えるために、このイエスを導き手とし救主として、ご自身の右に上げられたのである。」(使徒行伝5:31) 悔い改めは、救いの恵みの初めの実の一つである。わたしたちの偉大な教師であられるお方は、過ちを犯…

78「荘厳崇美を極めた天の光景」

「巻物を受けとった時、四つの生き物と二十四人の長老とは、おのおの、立琴と、香の満ちている金の鉢とを手に持って、小羊の前にひれ伏した。この香は聖徒の祈である。彼らは新しい歌を歌って言った、『あなたこそは、その巻物を受けとり、封印を解くにふさ…

「心にしるされる」

「しかし、それらの日の後にわたしがイスラエルの家に立てる契約はこれである。すなわちわたしは、わたしの律法を彼らのうちに置き、その心にしるす。……わたしは彼らの不義をゆるし、もはやその罪を思わない。」(エレミヤ31:33,34) 石の板に刻まれたのと同…

112「天使ダニエルを激励する」

「人の形をした者は、再びわたしにさわり、わたしを力づけて、言った、『大いに愛せられる人よ、恐れるには及ばない。安心しなさい。心を強くし、勇気を出しなさい。』彼がこう言ったとき、わたしは力づいて言った、『わが主よ、語ってください。あなたは、…

第二編第3章 「律法を守れる所へ行きなさい」

「すると、前に天から聞えてきた声が、またわたしに語って言った、『さあ行って、海と地との上に立っている御使の手に開かれている巻物を、受け取りなさい。」そこで、わたしはその御使のもとに行って『その小さな巻物を下さい』と言った。すると、彼は言っ…

「より良い約束」

「ところがキリストは、はるかにすぐれた務を得られたのである。それは、さらにまさった約束に基いて立てられた、さらにまさった契約の仲保者となられたことによる。」(ヘブル8:6) イスラエルの人々は、神の戒めを見失わないように特に命じられていた。戒…

77「十字架の勝利」

キリストの十字架は失敗に終わったという者がいるが、決してそうではない。その中に我等は神の国の原則と悪魔の国の原則とが最も明白に対比されているのを見るのである。この時に悪魔の運命は永遠に定まり、一方キリストは勝利を得て征服者となられたのであ…

「人の約束」

「民はみな共に答えて言った、『われわれは主が言われたことを、みな行います』。モーセは民の言葉を主に告げた。」(出エジプト記19:8) もう一つの契約〔アブラハムの契約の他〕は、聖書で「古い」契約と呼ばれているが、それは、シナイで神とイスラエルの…

111「神の民の将来」

「彼がこれらの言葉を、わたしに述べていたとき、わたしは、地にひれ伏して黙っていたが、見よ、人の子のような者が、わたしのくちびるにさわったので、わたしは口を開き、わが前に立っている者に語って言った、「わが主よ、この幻によって、苦しみがわたし…

契約条件

「それで、もしあなたがたが、まことにわたしの声に聞き従い、わたしの契約を守るならば、あなたがたはすべての民にまさって、わたしの宝となるであろう。」(出エジプト19:5) はじめに神は、人類が幸福と永遠の生命を得る方法として、神の律法を彼らにお与…

「アブラハムに新たにされる」

「わたしはあなた及び後の代々の子孫と契約を立てて、永遠の契約とし、あなたと後の子孫との神となるであろう。」(創世記17:7) 洪水の後に民は地上で再び増加した。そして悪も同じく増加した。……そして主はついに非情な違反者を、悪い道に進むままに放って…

76「十字架を中心に表された神の子の品性とサタンの品性」

十字架においてサタンはキリストに二つの中何れかの過ちをさせようとした。彼は不法と凌辱および暴徒の憎悪と暴行によってキリストを怒らせようと企てた。もしキリストがその時自制力を失って短気なふるまいをしたならば、人としてキリストは普通の人に比べ…

「ノアに伝えられる」

「神はノア……に言われた、『わたしはあなたがた及びあなたがたの後の子孫と契約を立てる。』」(創世記9:8,9) 罪悪があまりにも地に広がっていたので、神は言われた、「わたしが創造した人を地のおもてからぬぐい去ろう。」……しかし、ノアは主の前に恵みを…

110「祈りの応答」

「ペルシャの国の君が、二十一日の間わたしの前に立ちふさがったが、天使の長のひとりであるミカエルがきて、わたしを助けたので、わたしは、彼をペルシャの国の君と共に、そこに残しておき、」ダニエル10:13 一見祈りに応答がないようでも神の民の祈りは答…

「エデンで」

「わたしは恨みをおく、おまえと女とのあいだに、おまえのすえと女のすえとの間に。彼はおまえのかしらを砕き、おまえは彼のかかとを砕くであろう。」(創世記3:15) 恵みの契約は、まず、エデンで人間に与えられたのである。人間が堕落したあとで、女のすえ…

75「以前に殺された羊」

ヨハネは勝利を得たが彼すなわちキリストは巻き物を開くに堪え得る者であるとの天使の発表を聞いた後に、虹に囲まれた御座の上に尊厳そのもののような栄光の神が座しておられ、その周囲に贖われた聖徒と四つの生き物がいる最も美しい厳粛な儀式的光景の中に…

「永遠」

「耳を傾け、わたしにきて聞け。そうすれば、あなたがたは生きることができる。わたしは、あなたがたと、とこしえの契約を立てて、ダビデに約束した変らない確かな恵みを与える。」(イザヤ55:3) 人類の救いは、常に天の会議のテーマである。恵みの契約は、…

109「キリストの愛情」

「見よ、一つの手があって、わたしに触れたので、わたしは震えながらひざまずき、手をつくと、彼はわたしに言った、『大いに愛せられる人ダニエルよ、わたしがあなたに告げる言葉に心を留め、立ちあがりなさい。わたしは今あなたのもとにつかわされたのです…

「創造の前に」

「神はわたしたちを救い、聖なる招きをもって召して下さったのであるが、それは、わたしたちのわざによるのではなく、神ご自身の計画に基き、また、永遠の昔にキリスト・イエスにあってわたしたちに賜わっていた恵み〔によるのである〕。」(テモテ第二1:9)…