2012-07-01から1ヶ月間の記事一覧

「神のみ姿に形づくられる」

「そして、神がわたしたちのうちにいますことは、神がわたしたちに賜わった御霊によって知るのである。」(ヨハネ第一3:24) 聖霊の約束は一時代や一民族に限られたものではない。キリストは、み霊の聖なる感化は世の終わりにいたるまで、キリストに従う者の…

「精錬し清める力」

「わたしは彼らを聖別する主である。」(レビ22:9) 人を創造されたお方だけが、人の心を改変することができる。……人間の判断や経験豊かな者の考えは不完全で過ちを犯す傾向があり、彼らは弱い器であって自分の品性の先天的な特性の影響のもとにあり、日毎に…

「あの静かな細い声」

「きょう、あなたがたがみ声を聞いたなら、……あなたがたの心を、かたくなにしてはいけない。」(ヘブル3:7,8) 良心は、人間の感情の葛藤の只中で聞こえる神の声であり、それに抵抗するなら神のみ霊を悲しませるのである。(教会への証5巻120) 人は神の御霊…

104「印する働き」

神の印とは聖安息日の事でありそれには神の御名があることを究明することができたので、いよいよこれから本題に入りたいと思う。本章の初めの数節に書かれてある光景―まさに四方の風が吹きまくり、地上を戦乱、惨禍の巷と化そうとしているが、神の僕らが印さ…

「わたしたちの個人的な案内者」

「また、あなたが右に行き、あるいは左に行く時、そのうしろで『これは道だ、これに歩め』と言う言葉を耳に聞く。」(イザヤ30:21) わたしは十字架を負って、イエスに従うようにと青年たちを導く清い宗教の精神を注ぎ込まれた若者を見ること以上に高尚な望…

138「ローマの三頭政治」

「彼はその勢力と勇気とを奮い起し、大軍を率いて南の王を攻めます。南の王もまたみずから奮い、はなはだ大いなる強力な軍勢をもって戦います。しかし、彼に対して、陰謀をめぐらす者があるので、これに立ち向かうことができません。」ダニエル11:25 第23…

「忠実な案内者」

「これこそ神であり、世々かぎりなくわれらの神であって、とこしえにわれらを導かれるであろう。」(詩篇48:14) 救いの働きを前進させる大運動において、神が聖霊を送って地上にいるご自分のしもべたちを特に指導されるということほど、聖書の中で明白に教…

103「神の律法の印」

このように第4条の戒めすなわち安息日は、旧新約両時代を通じ、神の律法の印となり、神とその民との間のしるしとなったのである。すなわち民はこの律法によって真の神の礼拝者である事を表示し、神もまたその同じ律法によって、自分が彼ら(民)の創造者である…

「真理の教師」

「けれども真理の御霊が来る時には、あなたがたをあらゆる真理に導いてくれるであろう。」(ヨハネ16:13) 助け主は「真理の御霊」と呼ばれている。助け主の働きは真理を明らかにし、これを守ることである。助け主はまず真理のみたまとして心に住み、こうし…

137「ローマの謀略」

「不意にその州の最も肥えた所に攻め入り、その父も、その父の父もしなかった事をおこない、その奪った物、かすめた物および財宝を、人々の中に散らすでしょう。彼はまた計略をめぐらして、堅固な城を攻めるが、ただし、それは時の至るまでです。」ダニエル1…

「聖書を照らす」

「そして、それを神は、御霊によってわたしたちに啓示して下さったのである。御霊はすべてのものをきわめ、神の深みまでもきわめるのだからである。」(コリント第一2:10) 神は、ご自分の真理を、人間を通して世にお伝えになった。そしてご自分の聖霊によっ…

102「生ける神の印である安息日」

以上の研究によって、十誡の第四條は神の律法を封じるもの、神の印である事が明らかになったが、これについて聖書もまた明確に指摘しているのである。 すなわち聖書においては「徴、印、徽章」などの語はすべて同意義の下に用いられている事は先に学んだが、…

「露、雨、日光のように」

「わたしはイスラエルに対しては露のようになる。彼はゆりのように花咲き、ポプラのように根を張り」(ホセア14:5) 成長の過程の変化の中には、ほとんど数えつくすことのできないほど多くの教訓が含まれているが、その中の最もとうとい幾つかの教訓が、種の…

「キリストの代理」

「あなたがたに命じておいたいっさいのことを守るように教えよ。見よ、わたしは世の終りまで、いつもあなたがたと共にいるのである。」(マタイ28:20) キリストは、父なる神のみもとに昇天されたとき、弟子たちを無力のままに放って置かれませんでした。キ…

136「ユダヤ国民と親善および攻守同盟に関する議員の訓令」

「ローマに属する国民であるユダヤと戦い、またはユダヤの敵国に穀物船舶あるいは貨幣等を送ってこれを援助する事は違法である。またユダヤ人が他国より攻撃される場合にはローマは適当な助力を与えなければならない。もしローマ人が攻撃される場合にはユダ…

「キリストのような助け主」

「しかし、わたしはほんとうのことをあなたがたに言うが、わたしが去って行くことは、あなたがたの益になるのだ。わたしが去って行かなければ、あなたがたのところに助け主はこないであろう。もし行けば、〔彼〕をあなたがたにつかわそう。」(ヨハネ16:7) …

101「神の印と御名」

イザヤ書8章の預言に「わたしは、あかしを一つにまとめ、教をわが弟子たちのうちに封じておこう。」(英訳では印すべしとなっている)が、これは長く看過されていたある律法すなわちその真意の誤られていたある一つの律法を今一度弟子たちの心中に回復させる…

「御霊の働き」

「〔彼〕がきたら、罪と義とさばきとについて、世の人の目を開くであろう。」(ヨハネ16:8) みたまは人を生れかわらせる働きをするものとして与えられるのであって、これがなければ、キリストの犠牲は何の役にもたたなかったであろう。悪の力は幾世紀にわた…

135「ユダヤ同盟」

「彼は、これと同盟を結んで後、偽りのおこないをなし、わずかな民をもって強くなり、」ダニエル11:23 「これ」と契約を結ぶといわれているのは14節より預言の主題となっている権力すなわちローマであることは、すでに研究したジュリアス・シーザー、オーガ…

「ペンテコステ」

「五旬節の日がきて、みんなの者が一緒に集まっていると、突然、激しい風が吹いてきたような音が天から起ってきて、一同がすわっていた家いっぱいに響きわたった。」(使徒行伝2:1,2) み霊は、祈りながら待っていた弟子たちに臨み、ひとりびとりの心を十分…

「御霊の力」

「見よ、わたしの父が約束されたものを、あなたがたに贈る。だから、上から力を授けられるまでは、あなたがたは都にとどまっていなさい。」(ルカ24:49) キリストの目に見える姿は弟子たちから消え去ろうとしていたが、新しい力が彼らにさずけられるはずで…

 「キリストの御霊の約束」

「わたしは父にお願いしよう。そうすれば、父は別に助け主を送って、いつまでもあなたがたと共におらせて下さるであろう。それは真理の御霊である。」(ヨハネ14:16,17) キリストは、ご自身をいけにえの供え物としてささげられる前に、ご自分に従う者たちに…

100 「生ける神の印の意義」

「生ける神の印」―これは東より上り来たる天使の特徴である。すなわち彼はその手に生ける神の印を所持しているのである。この事は彼の性質を明示しているが、果たしてそれは何であろうか。それは先ず第一にその生ける神の印とはなんであるかを究明しておく必…

7月「恵みの精神」

「はじめから」 「なぜなら、預言は決して人間の意志から出たものではなく、人々が聖霊に感じ、神によって語ったものだからである。」(ペテロ第二1:21) 福音の栄光は、慈愛を絶えず示すことによって、堕落した人類の内に神のみ姿を回復させるという原則に…