「わたしたちは永遠の知恵を授かる」


「知恵ある者に教訓を授けよ、彼はますます知恵を得る。正しい者を教えよ、彼は学に進む。」(箴言9:9)


 わたしたちが、聖霊のささやきに耳を傾けて従うならば、わたしたちの心は拡大され、ますます神の力を受け、さらに、よい働きをすることができるのである。眠っていた精力は呼びさまされ、まひしていた機能も新しい生命を受けるのである。
 神の召しに従順に応じるならば、どのような卑しい働き人にも、必ず神からの援助が約束されている。このように大きなきよい責任を受けいれること自身が品性を高める。それは、知的、霊的能力を最高に活動させることを要求し、心と思いとを清めるのである。神の力を信じることによって、弱いものがどんなに強くなって不屈の努力を続け、大きな成果を生むようになるかは、驚くばかりである。たとえ、知識はわずかしかなくても、その少しの知識をへりくだった気持ちで人びとに伝えるものは、全天の宝庫が彼の要求に応じて開かれることを知るであろう。光を伝えたいと望めば望むほど、さらに光が与えられるのである。魂を愛して神のことばを人に説明しようとすればするほど、ますますみことばの意味が明らかに示される。知識を用い、能力を活用すればするほど、さらに多くの知識と能力とを持つようになるのである。
 キリストのための努力は、すべて祝福となってわたしたちにもどってくる。神の栄光のために財産を用いるならば、もっと多くが与えられるのである。人びとをキリストに導こうとして、彼らのために祈りをささげるときに、わたしたち自身の心が神の恵みの生きた感化によって脈打つのである。わたしたち自身の愛の心が、神からの熱を受けて、もっと燃えるようになり、わたしたちのクリスチャン生活はもっと現実で、もっと熱心で、祈りに満ちたものとなることであろう。
 天では、人の価値は、人間が持っている神を知る能力によって評価される。この知識こそ、すべての能力が流れ出る泉である。神は人間のすべての能力が、神のみこころにかなった能力になるように創造された。神は常に人間の心を神の心と交わらせようとしておられる。神は、キリストと協力して神の恵みを世界にあらわす特権をわたしたちにお与えになる。これは、わたしたちがますます多くの天の知識を受けるためである。
 イエスをながめることによって、いっそう明らかに神を見ることができるようになり、わたしたちは、ながめることによって変えられる。同胞に善を行ない、彼らを愛することは、わたしたちにとっては自然に行なう本能となる。そして、神の品性と全く同じ品性を自分たちの中に形成する。こうして、神のかたちにまで成長することによって、神を知る能力もますます増加する。わたしたちは、ますます、天上の世界との交わりを深め、永遠の知識と知恵の富を受ける力を絶えず強めるのである。(キリストの実物教訓330, 331)

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