「あなたの神に会う備えをせよ」

「主の大いなる日は近い、近づいて、すみやかに来る。主の日の声は耳にいたい。そこに、勇士もいたく叫ぶ。」(ゼパニヤ1:14)


 教会に目覚めよと呼びかけるようにわたしは命じられている。わたしたちは、目には見えない霊界の敵と戦わなければならない。わたしたちは神の武具を全身にまとわなければならないが、それはわたしたちが日々戦う戦いの備えをすることができるためである。
 わたしは光と知識を受けた人々に最も熱心に祈り、「きて主を助け……、主を助けて勇士を攻め」るために来るようにと要求する。この力ある敵は誰であろうか。それは、ダニエルの時代に、ペルシャの王を説得させるという、天の御使がしなければならなかった働きを妨げた勢力である。
 キリストの再臨の先触れをするというわたしたちの働きは、キリストの初臨の先触れをしたバプテスマのヨハネの働きによく似ている。わたしたちは「主の大いなる日が近い」というメッセージを世に向かって宣言すべきである。「あなたの神に会う備えをせよ。」わたしたちは、自分たちがすでにしているよりももっと多くのことをなすべきである。
 イスラエルの子らが約束の地に導かれていた時に彼らの中にあったことがわたしたちの中にもある。すなわち、自分があらかじめはっきりとあらゆる段階を見通すことができるまでは「前進せよ」という神のご命令に従って動こうとはしない人が多くいる。彼らは信仰がほとんどなく、自己否定の精神もほとんどない。……
 自己犠牲の精神に満たされているすべての人のためには、神のみ働きにおいて場所がある。わたしたちの前には厳粛な働きがあり、神は魂の労苦を経験するのをいとわない男女、神の働きに自らを捧げる男女を求めておられる。わたしたちには……神の事柄に堅実な経験を持つ人々、困難に直面する時、「わたしたちは失敗したり、落胆したりはしない」と言いつつ、その働きをしっかりと支える人々が必要である。他の人々がしようとしていることをけなしたり、台なしにしようとするのではなく、その働きを力づけ、築きあげる人々が、わたしたちに必要である。神が働きかけることのできる男女、その眠っていた心の土がほぐれている男女がわたしたちには必要である。
 わたしたちには、長く信仰生活をしている人々に支えられ助けられなければならない働き人は必要ではない。……わたしたちは、利己心に浸っていない働き人、うぬぼれの強くない働き人を望んでいる。……
 サタンは常に、聖なる信頼を裏切ろうとしている人々と協力する。安息日遵守者であると主張しながら、その働きを築きあげるかわりに兄弟を批判し、偽りの非難をすることによってその働きを妨げる人々は……裏切り者である。
 ああ、人生のささいな事柄に夢中になっている多くの人のうち、どれほどの人が克己と自己犠牲による気高い働きを行うことができるであろうか。彼らは盲目であり、はるか遠くを見ることができない。彼らは世界を原子に、原子を世界にする。彼らは浅い流れになっている。なぜなら生命の水を他の人々に分け与えないからである。(原稿173, 1898年)

よろしくお願いいたします。

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