「文書伝道によって心に手を差し伸べる」

 「わたしはあなたがたの中で、給仕をする者のようにしている。」(ルカ22:27)

 わたしたちの出版物のために文書伝道をするというのは、重要かつ最も益するところの多い分野の伝道の働きである。わたしたちの出版物は、集会を催すことのできない場所に届くことができる。そのような場所では、忠実な文書伝道者が生ける説教者に取って代わるのである。……
 わたしたちの多くの若い男女が、文書伝道者として文書伝道の分野に入っていくよう、主が彼らに働いてくださるように。文書伝道の働きによって、もしそれがなければ真理を聞くことのなかった何千もの人々に、真理が提示されるのである。わたしたちが働くための時間は短い。多くの、実に多くの人々は、彼らのうちに、立ち上がって働きに出て行くように彼らを導く「すぐに」という迅速さを必要としている。主はまさに今、働き人を召しておられる。……
 なぜ今、何百もの人が聖霊に満たされて、すぐに真理を宣布するために出て行き、主も彼らと共に働き、御言に伴うしるしをもって、その確かなことをお示しになることができるように、もっと主を求める熱心さがないのであろうか。わたしたちの任務は、印刷所からあらゆる場所へ光を輝かせることである。印刷されたページによって、遠隔地にいて生きた説教者から聞く機会のない人々にも光が届く。これはもっとも祝福された伝道の働きである。文書伝道者は、真理が入るために戸を開く主の助けの手となることができる。
 現代の真理が含まれている書物を取り扱うために、クリスチャンの青年が選ばれるようにしなさい。……これは聖なる働きであって、この働きに入る人々はキリストのために証を担うことができるべきである。
 この働きに取り掛かるこれらの青年たちは、経験がある年長者につながっているべきである。もし彼らが神に献身しているならば、青年たちに神の事柄について教え、また彼らにどのようにしてこのお方のために最善の働きができるかを示してみせることによって、青年たちに祝福となることができる。もし青年たちが恐れおののいて自分の救の達成に努めるならば、彼らは経験によって、神がご自分のよしとされるところにしたがって、彼らのうちに働きかけて、その願いを起させ、かつ実現に至らせてくださっていることを知るのである。
 男だけでなく、女も文書伝道の分野に入ることができる。そして文書伝道者は二人組みで出て行くべきである。これが主のご計画である。
 伝道の働きをし、聖書の教えを授け、現代の真理が含まれている書物を売る助け手を確保するための断固とした努力を奨励するようにとわたしは命じられている。こうして魂を探しだすのに錬達した働きがなされ得るのである。若い青年方、このお方があなたの力であられる。「強くあれ、しかり、強くあれ」。(パシフイック・ユニオン・リコーダー1902年10月23日)

よろしくお願いいたします。

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