「言葉のタラントを培いなさい」

 「いつも、塩で味つけられた、やさしい言葉を使いなさい。そうすれば、ひとりびとりに対してどう答えるべきか、わかるであろう。」(コロサイ4:6)


 子供たちに、正しいことば使いを教えることは、親のつとめである。この修練を行なう一番よい学校は、家庭である。子供たちには、幼いときから、ていねいで愛にあふれたことばを両親に向かって、またお互いの間でつかうように教えなければならない。そして、柔和で真実で純潔なことばだけを、くちびるから出すべきことを、教えなければならない。両親自身が、日ごとにキリストの学校で学ぶ者となっていなければならない。そうすれば、「非難のない健全な言葉を用い」るように、自ら模範を示しながら、子供たちに教えることができる(テトス2:8)。これは両親の最も重大な責任の一つである。(キリストの実物教訓313)
 話すという能力は、つとめて修得しなければならないタラントである。わたしたちが神から受けたあらゆるたまものの中で、これほど大きな祝福をもたらす能力は、ほかにない。わたしたちは、声を使って、人を説得したり、信服させたり、神に祈ったり、賛美したりする。また、声を用いて、あがない主の愛について、人びとに語るのである。であるから、声を最も効果的に善のために用いるよう訓練することが、非常にたいせつである。……
 熱心に努力することによって、だれでも、よくわかるように読み、音量のあるはっきりした丸い声で印象深く語ることができる。こうすることによって、わたしたちは、キリストのために働く者として大いに効果をあげることができる。
 すべてのクリスチャンは、キリストの無尽蔵の富を他の人びとにのべ伝えるために召されたのである。……
 ことばの力を正しく修練して用いることは、クリスチャン活動のあらゆる面に関係がある。これは、家庭生活の中にも、人との交際のどの場合にも必要なものである。わたしたちは、快い音声で話し、まちがいのない正しいことばを用い、親切で礼儀にかなったことばを使うようにしなければならない。やさしい親切なことばは、魂にとって、露のようなもの、静かに降る雨のようなものである。聖書にも、キリストには、「気品がそのくちびるに注がれて」いたから「疲れた者を言葉をもって助けること」がおできであったとしるされている(詩篇45:2; イザヤ書50:4)。また、「いつも・・・・やさしい言葉を使いなさい」(コロサイ4:6)  「聞いている者の益になるようにしなさい」(エペソ4:29)と主はお命じになるのである。
 人の誤りを正し、改めさせようとする場合、ことばに気をつけなければならない。……真理の原則をのべ伝えるものは、すべて、天からの愛の油を受ける必要がある。どんな場合であっても、譴責のことばは、愛をもって語らなければならない。そうするならば、わたしたちのことばは、人を怒らせたりしないで、改革をうながすことができる。キリストは、聖霊によってわたしたちに、活力と能力を供給してくださる。これがキリストのお働きなのである。(キリストの実物教訓309〜312)

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 来期2011年10月〜12月までの教課をプレゼントいたします。週毎のテーマ14課に分かれいます。1課「教会とその基礎」 2課「もし人が聞くことを拒むなら」 3課「イエスに従う者」 4課「栄光を眺める」 5課「精神病の者を癒す」 6課「宮の捧げもの」 7課「神の考えは私達とは異なる」 8課「仮庵の祭で」 9課「反対に直面する」 10課「許された罪人」 11課「真理と自由」 12課「暗闇から光へ」 13課「真の羊飼いに従う」 14課「他の弟子たちが送られる」 キリストについての深い学びができます。10部のみ無料(送料込)でプレゼントいたします。問い合わせはsda1888@live.jpまでどうぞ。