「まだ将来」

  「御国がきますように。」(マタイ6:10)

 「キリストの弟子たちは、神の栄光のみ国がすぐに来るものと期待していたが、イエスは、この祈りを彼らにお与えになることによって、み国は、その時代に建設されるべきものでないことをお教えになった。彼らはみ国の出現をなお未来のできごととして祈り求めるのであった。しかし、この祈願は彼らに対する保証でもあった。彼らは、自分たちの時代にみ国の出現を見ることはできなかったが、イエスが彼らにそのことを祈るようにと言われたことは、神ご自身がお定めになる時に、み国が必ず来るという証拠である。
 神の恵みのみ国は、罪と反逆に満ちた心が、日ごとに、神の愛の主権に服する時、今も建設されつつあるのである。しかし、神の栄光のみ国の 「建設は、キリストがこの世界に再臨される時まで完成を見ることはない。」(祝福の山135)
キリストがご自身で来られるまでは、神の民はみ国を受けることができないのである。救い主は言われた。『人の子が栄光の中にすべての御使たちを従えて来るとき、彼はその栄光の座につくであろう。そして、すべての国民をその前に集めて、……そのとき、王は右にいる人々に言うであろう、『わたしの父に祝福された人たちよ、さあ、世の初めからあなたがたのために用意されている御国を受けつぎなさい』」(マタイ25:31-34)。……人の子が来るときに、死者はよみがえらせられて朽ちないものとなり、生きている者は変えられるということをわれわれは知った。この大変化によって、彼らはみ国を受ける準備ができるのである。……人間の現在の状態は、死ぬべきものであり、朽ちるものである。しかし、神の国は、朽ちず、永遠に続くものである。それゆえに人間は、現在の状態のままでは、神のみ国に入ることはできない。しかし、イエスが来られるときに、彼はご自分の民に不死をお与えになる。そして、これまではただ相続人でしかなかった彼らに、み国を継ぐようにと言われるのである。」(各時代の大争闘下巻8)
 「もし『あなたがたはキリストのもの』であるなら、『すべては、あなたがたのものなのである』(コリント第一3:23,21)。しかし、あなたは、相続財産の支配権をまだ与えられていない子供のようなものである。神は、サタンがその悪だくみによって、エデンの最初の夫婦を欺いたようにあなたを欺くことがないように、あなたにあなたの貴重な所有物をおゆだねにならない。キリストは、それをあなたのために略奪者の手のとどかないところに安全に保持される。」(祝福の山138,139)

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