「勝利の歌を今学ぶ」

「主にむかってわたしは歌おう、彼は輝かしくも勝ちを得られた。」(出エジプト記15:1)

 「この歌と、この歌が記念する大いなる解放は、ヘブル人の心にいつまでも消えない印象を与えた。この歌は、代々にわたり、イスラエル預言者歌人たちによってくり返し歌われ、主は、彼によりたのむ者の力であり、救いであることをあかしされた。この歌は、ユダヤ民族だけのものではない。それは義の敵がすべて滅び、神のイスラエルが最後に勝利を収める未来を指し示している。パトモスの預言者は、白い衣をまとった多くの人々が敵に『うち勝』ち『神の立琴を手にして』、『火のまじったガラスの海』のそばに立っているのを見た。『彼らは、神の僕モーセの歌と小羊の歌とを歌っ』た(黙示録15:2,3)。
『主よ、栄光をわれらにではなく、われらにではなく、あなたのいつくしみと、まこととのゆえに、ただ、み名にのみ帰してください』(詩篇115:1)。イスラエルの救いの歌にみなぎっていたのはこのような精神であった。この精神が神を愛し、恐れるすべての人々の心の中になければならない。神は、われわれの魂を罪の束縛から解放することによって、紅海でへブル人にお与えになったものよりはるかに大いなる解放をもたらしてくださるのである。……われわれが神のみ手から受ける日ごとの祝福と、なにものにもましてわれわれに幸福と、天国とを得られるようにしてくださったイエスの死は、われわれの絶えまない感謝の主題でなければならない。神は、われわれをご自身に結びつけ、神のたいせつな宝物としてくださり、なんと大きなあわれみと、たぐいない愛をわれわれ失われた罪人に示されたことであろう。……われわれは大いなる贖罪の計画の中で、われわれに与えられる祝福に満ちた望みを思って神をたたえなければならない。われわれは、天の遺産と神の豊かな約束が与えられていることを考えて、神をたたえなければならない。イエスがわれわれのために生きてとりなしをしてくださることをたたえなければならない。……
 天の全住民は一つになって神を賛美している。われわれが彼らの輝く列につらなるときにそれを歌えるように、今、天使の歌を学ぼう。詩篇記者と共に言おう。『わたしは生けるかぎりは主をほめたたえ、ながらえる間は、わが神をほめうたおう』(同146:2)。『神よ、民らにあなたをほめたたえさせ、もろもろの民にあなたをほめたたえさせてください』(同67:5)。」(人類のあけぼの上巻332,333)

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