「真の麗しさ」

 「われらの神、主の麗しさを、われらの上にくだし、」(詩篇90:17英文訳)

 「すべてのことにおいて、実際的であるよりは感情に流されるというのが生来の傾向である。この事実から考えて、子供達の教育において、両親は彼らの思いを、真理、義務、克己を愛し、たとえ大多数の人が間違ったことを選んでも、正しいことを選ぶために気高い独立心を持つようにと、導き訓練しなければならない。
 彼らが健全な性質と優しい気質を持ちつづけるなら、神の恵みによってまとうことのできる真の麗しさを自分のものとする。そうなれば、人工的なものは、真の道徳的価値という飾りが心の内にないことを常にあらわすからである。美しい品性は神の御目に価値があり、そのような麗しさは人をひきつけ、誤り導くことはない。そのような魅力は色あせしないで決して衰えることがない。
 イエスの純粋な宗教は従う者に、人工的なもの、うわべだけのものよりもむしろ、自然の美の単純さ、自然の上品さや高められた純潔の優美さを要求する。」(家庭の教育424)
 「決して朽ちる事のない飾り、この世でわたしたちの回りのすべての人に幸せを引き起こし、不死の未来にはっきりと輝き出る光で輝く飾りがある。それは柔和と謙遜な精神という飾りである。・・・キリストの麗しさに比べる時、金や真珠また高価な品々はどれほど価値のないものであろうか。自然の素晴らしさはそれぞれに他のものと釣り合って、また調和して存在する。しかし霊的な麗しさは、わたしたちの魂がイエスに調和するか、似ている事による。このことは、この品性を持っている者を、精金よりも、オフルの黄金よりも尊いものとする。キリストの麗しさは本当に価のつけられない尊い飾りである。その恵みは、この飾りを持つ者を高め、気高くし、また他の人々を光と祝福の源である方に引き付けながら、その人々に栄光の光線を反映する。」(家庭の教育423,424)

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