忘れてはならない事

 「クリスチャンと公言する人々を、天の配剤からできるだけ遠くにそら
せることが彼の計画的な努力であるから、彼は、神の民と公言する人々
でさえも欺き、秩序や規律は霊性に有害であると信じさせる。そして、
彼らにとって唯一の安全は、各自が自分の道を進み、特に、一致結合し
て規律と調和のとれた行動を確立させようと骨折っているクリスチャン
の団体から、明らかに離れていることであると信じさせる。秩序を確立
するためになされる努力はすべて危険であり、正当な自由の束縛である
と考えられているので、ローマ・カトリック教のように恐れられている。
これらの欺かれた人々は、自分勝手に考え、行動する彼らの自由を誇る
ことを美徳だと思っていて、だれの言うことも信じないし、だれにも従
わない。彼らが自分自身で計画を発案し、兄弟たちと関係なく独自の道
を選ぶことが、神の命令であると感じるように人々を導くのは、サタン
の特別な働きであるとわたしは示された。」(1T・649、650ページ)
 「神は、地上にある彼の教会を光の通路とし、これを通してご自分の目
的や、み心を伝達される。神は、教会自体の経験に関係なく、あるいは、
これに反した経験を彼の僕の一人にお与えになることはないし、また、
教会全体のための彼のみ心について知識を一人の人間に与え、キリスト
の体である教会が暗黒の中にとり残されるということはなさらないので
ある。神は摂理によって、神の僕たちを、彼の教会と密接な関係におか
れるが、それは、彼らが自分自身に信頼する気持ちを減じ、神が、み事
業の進展のために導いておられる他の人々に、もっと信頼するためであ
る。」 (AA・163ページ)