「宮にいた子供」

 「私が自分の父の家にいるはずのことを、ご存じなかったのですか。」(ルカ2:49)

 キリストが十二才になられた時、彼は過越の祭に出席するために両親と共にエルサレムに行かれた。そしてその帰りに彼は群衆の中ではぐれてしまった。ヨセフとマリヤは三日間主を捜した後で、宮の中で主を発見した。「教師達の真ん中に座って、彼らの話を聞いたり質問したりしておられるのを見つけた。聞く人々はみな、イエスの賢さやその答に驚嘆していた」(ルカ2:46,47)。(YI1898年9月8日)
 両親は主の鋭い質問が聞こえた時、驚いて聞き入った。…学ぶ者の態度をとっておられたけれど、キリストはご自分が出されるどの言葉にも光を分け与えられた。主はラビの暗くなっていた心に、聖書を解き明かされ、世の罪を取り除く神の小羊に関しての、はっきりとした光を彼らに与えられた。学童の鋭い、はっきりした質問は彼らの鈍くなった理解力に光の洪水をもたらした。主が救いの計画の知識を受け、分け与えられた時、真理が暗闇で光がはっきりと輝くように輝き出た。
 キリストは知識においても成長されたとはっきり述べられている。キリストのご生涯におけるこの事件の中にすべての若者に対する何という教訓が見出されることであろう。もし、若者が神のみ言葉を勤勉に学び、聖霊を通して、天の導きを受けるなら、彼らは他の人々に光を分け与えることができるようになるであろう。…
 イエスの母マリヤは「どうしてこんな事をしてくれたのです。ごらんなさい。おとう様もわたしも心配して、あなたを捜していたのです」とたずねた。イエスが右の手をあげられた時人性を通して天の光が輝き出て、「どうしてお捜しになったのですか。わたしが自分の父の家にいるはずのことを、ご存じなかったのですか」とたずねた。「しかし両親はその語られた言葉を悟ることができなかった」(ルカ2:48-50)。彼らは主のみ言葉の本当の意味を理解できなかった。しかし、神の御子であったけれども、主は両親と共に出て行き、ナザレに帰られた、そして彼らに従われた。・‥十二才になられた時、聖霊はイエスの上に宿り、主はこの世に来られた使命の重荷のある事を感じられた。(ST1896年11月30日)

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