2012-08-01から1ヶ月間の記事一覧

151「善戦したワルデンセス」

「彼は契約を破る者どもを、巧言をもってそそのかし、そむかせるが、自分の神を知る民は、堅く立って事を行います。」ダニエル11:32 契約すなわち聖書を蔑視し、ローマ法王の訓令および同教会会議の決議を神の言葉よりも重んじる者を、法王は巧言をもって籠…

「キリストの性質にあずかる者」

「また、それらのものによって、尊く、大いなる約束が、わたしたちに与えられている。それは、あなたがたが、世にある欲のために滅びることを免れ、神の性質にあずかる者となるためである。」(ペテロ第二1:4) なんという品性の美しさが、キリストの日毎の…

115「ヴァンダル軍の劫奪破壊」

「第二の御使が、ラッパを吹き鳴らした。すると、火の燃えさかっている大きな山のようなものが、海に投げ込まれた。そして、海の三分の一は血となり、海の中の造られた生き物の三分の一は死に、舟の三分の一がこわされてしまった。」―黙示録8:8,9 第二のラッ…

「最も絶望的な者のために」

「最後に言う。あなたがたは皆、心をひとつにし、同情し合い、兄弟愛をもち、あわれみ深くあり、謙虚でありなさい。」(ペテロ第一3:8) キリストは、救いをすべての人の手の届く所にもたらすために来られた。カルバリーの十字架上で、このお方は無限の贖い…

150「ローマの包囲」

さて、ヂャスチニヤンの命令は直ちに実行することはできなかった。なぜならばローマとイタリーは、ヂャスチニヤンおよび法王の宗教に反対するエリヤン派(アリウス派)の信仰を持つ東ゴートの領土であったからである。であるから法王が彼に与えられた権力を…

「眺めることによって変えられる」

「わたしたちはみな、顔おおいなしに、主の栄光を鏡に映すように見つつ、栄光から栄光へと、主と同じ姿に変えられていく。これは霊なる主の働きによるのである。」(コリント第二3:18) 清くないものから清いものに変える働きは、継続的なものである。毎日、…

114「北方蛮族の西ローマ侵入」

「そこで、七つのラッパを持っている七人の御使が、それを吹く用意をした。第一の御使が、ラッパを吹き鳴らした。すると、血のまじった雹と火とがあらわれて、地上に降ってきた。そして、地の三分の一が焼け、木の三分の一が焼け、また、すべての青草も焼け…

「清くされた心」

「彼についてこの望みをいだいている者は皆、彼がきよくあられるように、自らをきよくする。」(ヨハネ第一3:3) ここに人がしなければならない働きがある。人は鏡、すなわち神の律法に直面し、自分の道徳的品性の欠陥を認識し、罪を捨て去り、品性の衣を小…

「絶え間なく広がる影響」

「あなた自身を良いわざの模範として示し、人を教える場合には、清廉と謹厳とをもってし、非難のない健全な言葉を用いなさい。そうすれば、反対者も、わたしたちについてなんの悪口も言えなくなり、自ら恥じいるであろう。」(テトス2:7,8) キリストの一生…

第3編 第5章 「芽の出たアロンのつえ」の経験をせよ

「『わたしの選んだ人のつえには、芽が出るであろう。こうして、わたしはイスラエルの人々が、あなたがたにむかって、つぶやくのをやめさせるであろう。』モーセが、このようにイスラエルの人々に語ったので、つかさたちはみな、その父祖の家にしたがって、…

「今、完全になることは可能か?」

「それだから、あなたがたの天の父が完全であられるように、あなたがたも完全な者となりなさい。」(マタイ5:48) ご自分の御子を世に与えられた時、神は神の栄光のために人が自分たちのすべての能力を用いることによって、完全になることを可能にされたので…

149「荒らす憎むべき者が立つ」

「荒らす憎むべき者が立つ」とは法王権のことであるが、これはいつ頃立てられたのであろうか。人の目のような目を持った小さな角が、自己の発展すべき道を開いたことを見るのは難しいことではない。紀元508年より彼の世界的最上権を得るまでの進歩は実に非常…

 「神の品性を明らかにする」

「主、主、あわれみあり、恵みあり、怒ることおそく、いつくしみと、まこととの豊かなる神」(出エジプト記34:6) 神のみ言葉に明らかにされているように、過去のすべての光、現在、また将来に至るまで輝いているすべての光は、それを受け入れるすべての魂の…

113「金の香炉を持つ天使」

「それからわたしは、神のみまえに立っている七人の御使を見た。そして、七つのラッパが彼らに与えられた。また、別の御使が出てきて、金の香炉を手に持って祭壇の前に立った。たくさんの香が彼に与えられていたが、これは、すべての聖徒の祈に加えて、御座…

「霊的生活を維持する」

「イエスは彼らに言われた、『わたしが命のパンである。わたしに来る者は決して飢えることがなく、わたしを信じる者は決してかわくことがない。』」(ヨハネ6:35) 神は、み言葉、聖書をもって私どもに語っておいでになります。み言葉は、神のご品性、神の人…

148「コンスタンチノープルの革命」

以上は西ローマにおける状況であったが、その頃東ローマはいかなる状態であったろうか。なお当時全国にわたった勢力ある法王党が起こっていた。コンスタンチノープルにおける同党員は西ローマにおける同僚の成功に刺激され、ローマにある党主のために公然と…

「世が知るために」

「『あなたがたはわが証人である』と主は言われる。」(イザヤ43:12) 生けるクリスチャンは、生ける証を担っている。もしあなたがイエスに一歩一歩従っているなら、このお方があなたを導かれた道について語ることが何かあるのである。あなたは、どのように…

112「ラッパを通して学ぶ教訓」

ヨハネに示された幻は封印よりラッパに展開していった。すなわち神の愛と犠牲の驚くべき啓示より始まって人類の忘恩とその結果に到っている。しかし前章の記述によるなら、罪の結果すなわち福音よりはなれた結果が何であるかについては未だ十分な説明はなく…

「家庭で感じられる」

「主イエスを信じなさい。そうしたら、あなたもあなたの家族も救われます」(使徒行伝16:31) 宣教の働きは家庭で行われなければならない。キリストを受け入れた者は、恵みが彼らのために何をしてくれたかをここで示すべきである。天来の感化がキリストにあ…

147「カトリックが至上権を掌握するまで」

「彼から軍勢が起って、神殿と城郭を汚し、常供の燔祭を取り除き、荒す憎むべきものを立てるでしょう。」ダニエル11:31 本節の研究に入る前に、ローマとその分裂後の十カ国は法王権およびその働きと密接な関係を有するために、両者は預言においてあたかも一…

「決心が鍵である」

「なぜなら、わたしはイエス・キリスト、しかも十字架につけられたキリスト以外のことは、あなたがたの間では何も知るまいと、決心したからである。」(コリント第一2:2) 多くの人はキリストのうるわしさと天の栄光に引きつけられながらも、それらを自分の…

「時間がかかる」

「主なるわたしはこれを守り、常に水をそそぎ、夜も昼も守って、そこなう者のないようにする。」(イザヤ27:3) 人の心は一瞬で、純潔と聖潔から堕落、腐敗、犯罪に陥るのではない。人間を神聖なものに改変させるのも、神のみ姿に形造られた者を残忍でサタン…

第3編 第4章 天のマナを食べる人々

「しかし神は上なる大空に命じて天の戸を開き、彼らの上にマナを降らせて食べさせ、天の穀物を彼らに与えられた。人は天使のパンを食べた。神は彼らに食物をおくって飽き足らせられた。」―詩篇78:23-25 天使の食べ物―マナわれわれは「第三天使の使命」の経験…

「心の再生」

「心の深みまで新たにされて、真の義と聖とをそなえた神にかたどって造られた新しき人を着るべきである。」(エペソ4:23,24) キリストは、忠実なけん責者であられた。……すべての不誠実で卑劣なことにとってキリストの存在は、一つのけん責であった。キリス…

111 第8章 七つのラッパ 第七の封印と天の静寂

前章の研究によって我々は現に印される時代、すなわち一団の人が永遠に神の特殊の民となるように選び出される時代に生存している事を学んだ。この印する働きは第6章に現された第六の封印時代に行われるべきものであり、その終局を告げるまで遠くないのである…

「驚くべき改変」

「こうしてわたしたちは、全世界に、天使にも人々にも見せ物にされたのだ。」(コリント第一4:9) 主イエスは、ご自分の憐れみと豊かな恵みを示すことによって、人間の心の中を試されるのである。このお方の改変の効力が非常に驚くべきものであるので、神と…

146「カルタゴの戦い」

「それはキッテムの船が、彼に立ち向かって来るので、彼は脅かされて帰り、聖なる契約に対して憤り、事を行うでしょう。彼は帰っていって、聖なる契約を捨てる者を顧み用いるでしょう。」ダニエル11:30 預言の物語はなおも16節よりその主題である国、すなわ…

「奇跡」

「さらに神も、しるしと不思議とさまざまな力あるわざとにより、また、御旨に従い聖霊を各自に賜うことによって、あかしをされたのである。」(ヘブル2:4) キリストは、パリサイ人の要求によって奇跡を行われたことはなかった。彼は荒野でサタンのそそのか…