「前進、向上するクリスチャン」

 「心の深みまで新たにされて、真の義と聖とをそなえた神にかたどって造られた新しき人を着るべきである。」(エペソ4:23, 24)


 悪習慣に打ち勝たなくてはならない。正しい習慣が形成されなければならない。世がかつて知る中で最も偉大な教師の規律の下、クリスチャンは完全に向かって前進、向上しなければならない。これが神のご命令である。そして、だれ一人としてわたしにはできないと言うべきではない。そうではなく、次のように言いなさい。神はわたしに完全になるようにと要求しておられる。そしてこのお方は、完全への道に立ちふさがるすべてに打ち勝つ力をわたしに賜る。このお方はあらゆる知恵とあらゆる力の源であられる。……
 クリスチャンは、自分と接触するすべての人に、「見よ、世の罪を取り除く神の小羊」と言って、光を担う者となるべきである。彼らは言葉と精神と行動においてキリストを代表し、敬神の模範となるべきである。彼らの行動は救い主の行動の写しとならなければならない。こうして彼らは世の原則に勝るキリストの原則の卓越さを示すべきである。彼らはクリスチャンではない人々よりもより高い行動の水準で働くべきである。彼らは人生のあらゆる局面に、高尚にさせる福音の感化力をもたらすべきである。彼らの純潔と有用性は他の人々を照らす照明の源となるべきである。
 世は聖化されていない傾向に見合った標準を掲げてきた。しかしこれは、キリストを愛する人々の標準ではない。贖い主は、世から選び出された人々を持っておられる。そして彼らにご自分の罪のない生涯を標準として残された。キリストは彼らがあらゆる言葉や行動の安っぽさを超越するようにと望んでおられる。……「心の腰に帯を締め、身を慎み、イエス・キリストの現れる時に与えられる恵みを、いささかも疑わずに待ち望んでいなさい。……あなたがたを召して下さった聖なるかたにならって、あなたがた自身も、あらゆる行いにおいて聖なる者となりなさい」。
 これらの言葉を信じ、実行しなくてはならない。クリスチャンは知恵と、知識と、技能とに勝っていなければならない。なぜなら、彼らは神とその御力を信じているからである。主は彼らがはしごの最上段に到達することを望んでおられる。それは彼らがご自分に栄光を帰することができるためである。このお方には、彼らが引き出すことのできる知恵の宝庫がある。……
 真のクリスチャンは聖潔をもたらす経験を得る。真理の光が彼の理解力を照らす。贖い主に対する愛の輝きがその魂と神の間に割り込んでいた雲を一掃する。純潔で、高尚で、聖化されている神の御旨が彼の意志となり、その表情には天の光が表れる。彼らの体は聖霊の宮にふさわしいものとなる。聖潔が彼の品性を飾る。神は彼と交わることがおできになる。なぜなら、魂と体が天の原則に調和しているからである。(サインズ・オブ・ザ・タイムズ1901年7月17日)

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