「世はキリストの啓示を必要としている」

 「それは、あなたがたが責められるところのない純真な者となり、曲った邪悪な〔国民〕のただ中にあって、傷のない神の子となるためである。彼らの中にあって、あなたがたは世で光のように輝く。」(ピリピ2:15)


 全国各地の思慮深い、神をおそれる人がびっくりするような「罪悪の流行」の中に、わたしたちは生活している。このように流行している堕落は、とうてい筆舌につくし得ない。毎日、新しい政争、贈賄事件、詐欺行為が発覚する。また心を痛める暴動、不法、人間の苦痛に対する冷淡、さらに極悪、残忍な人命破壊の話を聞く。また精神病、殺人、自殺も日々に増加していく。サタンの使が人間の間に働いて、人心を迷わし、堕落させ、身体を汚し、破壊しようとして、ますます活動していくのをだれも疑うことができない。
 しかも、世界にこうした悪が満ちているのに、福音はあまりにも無関心すぎる態度で宣伝され、人の良心や生活にほとんど感動を与えていない。自分が持っていないものを求めている人は各地にいて、罪に打ち勝つ力、悪の束縛から救い出してくれる力、健康と生命と平和を与える力を待ち望んでいる。一度神のみ言葉の力を知りながら、多くの人が、神の認められていない場所に生活し、しかも神が共におられることを切望している。
 世界が1900年前に必要としたもの、すなわち、キリストの黙示は今日も必要であり、大改革運動が要求されているが、肉体と知能と精神の回復の働きはキリストの恵みによって初めて完成されるものである。(ミニストリー・オブ・ヒーリング114)
 神の恵みにあずかるすべての者に、主は人のために働く任務をお定めになっている。わたしたちは各自の立場立場において、「ここにわたしがおります。わたしをおつかわしください」と言わなければならない(イザヤ書6:8)。み言葉を伝える伝道者、伝道にあたる看護婦、クリスチャンの医者、商人や農夫、知能的な仕事をする者も、職人である者も、クリスチャンであれば、それぞれすべての者に責任が負わされている。人々に救いの福音を示すのがわたしたちの仕事である。わたしたちがやろうとすることは、すべてこの目的に達する手段でなければならない。……
 神の摂理にしたがって、自分の召されたところで働けるように全員が体力と知能をできる限り発達させるべきである。パウロとアポロがキリストから受けた恵み、すなわち、ふたりを霊的に卓越させ、有名にしたのと同じキリストの恵みが、今日、献身的クリスチャンの伝道者に向かって与えられる。まちがうことのない明るさと力とをもって神の栄光が今の世に示されるために、神の子が知恵と知識を有するように神はお望みになっている。(ミニストリー・オブ・ヒーリング120〜122)


よろしくお願いいたします。

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