「畑は収穫の用意ができている」

 
 「あなたがたは、刈入れ時が来るまでには、まだ四か月あると、言っているではないか。しかし、わたしはあなたがたに言う。目をあげて畑を見なさい。はや色づいて刈入れを待っている。」(ヨハネ4:35)

 神の僕たちは、その全存在が堕落してしまうまで、全生涯をサタンの奉仕のためにささげてきた人たちのために特別に働いて、自分たちの時間と力を使い果たすべきではない。社会から見捨てられた人々が来たら、――そしてキリストの許にも来たように、彼らは来るであろうが――、わたしたちは彼らをとめてはならない。わたしたちは彼らに助けの手を差し伸べなければならない。しかし神は働き人たちが、より上流階級の人々を得るために働きなさいと召しておられる。彼らはもし改心したならば、今度は自分自身と同じ階級にいる人々のために働くことができる。このお方は、伝道の働きにおいて改心したタラントと改心した感化力が、このお方の奉仕に積極的に用いられるのをご覧になりたいと望んでおられる。主はタラントと感化力をもつ男女に働きかけて、彼らが世に最後のあわれみのメッセージを伝えている人々と接触するようにと導いておられる。
 わが国の大都市のスラム街に若い男女を働きのために配置するという間違いが犯されてきた。この働きの結果として救われる人はほとんどいない。……主はわたしに、わたしたちの働きは、消費者であると同時に生産者となる人々を真理に導きいれることであることを示してこられた。まだ自分が受けたことのない何かを切望している、タラントと感化力を持った男女がいる。真理がその単純さのうちに彼らに提示されるようにしなさい。もし改心したら、彼らは真理のために力強い感化力を働かせることになる。
 神は、ご自分のご奉仕に招き入れる人々を持っておられる。過去において働きは命のないようなやり方で進められてきたが、彼らはそれをそのようなやり方で進めはしない。世に与えられるべきメッセージをまだ聞いたことのない多くの人々は、自己否定と自己犠牲の意味を学んできた。真剣さと熱心さ、また機転と理解力をもって働く人々が真理に導きいれられる。だれ一人として、これらの熱心な働き人たちを失望させることがないようにしよう。ある事柄においては、彼らは間違いを犯すかもしれない。そして正されたり、指導されたりする必要があるかもしれない。しかし真理のうちにもっと長くいた人々が間違いを犯し、矯正や指導が必要だったことはないであろうか。彼らが間違いをしたときに、主は彼らを切り捨てられることはなかった。かえって彼らをいやし、彼らを強め、彼らに高く掲げるべきご自分の旗印をお与えになったのである。
 神はご自分の使命者をお選びになり、彼らにご自分のメッセージをお与えになる。そしてこのお方は「彼らをとめてはならない」と仰せになる。新しい方法が取り入れられなければならない。神の民は自分たちの生存している時代の必要に目覚めなければならない。
 [キリスト]は、聖霊が弟子たちに注がれる時に、ご自分のまかれた種の収穫が刈り取られることをご存知であった。何千もの人々が一日に改心するのであった。……
 時は過ぎつつある。主は、ご自分の働きのあらゆる方面において、働き人が自分たちの目を上げ、はや色づいて刈入れを待っている畑を見るようにと召しておられる。(パシフイック・ユニオン・リコーダー1902年10月23日)

よろしくお願いいたします。

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