「戸別訪問伝道を通して成功する」

 「また、あなたがたの益になることは、公衆の前でも、また家々でも、すべてあますところなく話して聞かせ、また教え、ユダヤ人にもギリシヤ人にも、神に対する悔改めと、わたしたちの主イエスに対する信仰とを、強く勧めてきたのである。」(使徒行伝20:20, 21)
 働きは……小さいところから始めなければならなかった。しかし、……それは、持続可能な働きとなるよう運営することができる。この事業を成し遂げることのできる大きな手段の一つは、すでに真理のうちにいる人々の良く指導された努力によって、力となりまたこの働きを支えることになる他の人々を導きいれることである。これがクリスチャン教会の設立されてきた方法であった。キリストは、はじめ数人を選ばれ、彼らにご自分に従うようにとお命じになった。それから彼らは、自分たちの親戚や知人を探しに出て行き、彼らをキリストの許へ連れて行った。これがわたしたちの働くべき方法である。数人が導き出されて、完全に真理の上に建てられた魂が、最初の弟子たちのように、他人のための働き人となるのである。……今の重荷は、魂に真理を納得させることである。これは個人的な努力によって、真理を彼らの家にもたらし、彼らと共に祈り、そして彼らに聖書を開いて見せることによって、最もよくなすことができる。(レビュー・アンド・へラルド1885年12月8日)
 わたしたちの救い主は家から家へと、病人を癒し、嘆く者を慰め、苦しめる者の苦しみを和らげ、気落ちした者に平安を語りながら、巡回された。このお方は、小さい子供たちをご自分の腕に抱き、彼らを祝福なさり、希望と慰めの言葉を疲れた母親たちに語られた。尽きることのない優しさと親切をもって、このお方はあらゆるかたちの人間の悲哀と苦悩に直面された。
 このお方はご自分のためばかりではなく、他人のためにも労された。このお方はすべての人の僕であられた。ご自分と接触するすべての人々に希望と力をもたらすことが、このお方の食物であり、飲み物であった。そして男も女もこのお方の唇から語られる真理を聞いていると、……彼らの心のうちで希望が沸き起こるのであった。このお方の教えには、納得させる力をもってこのお方のみ言葉を心の奥に届かせる熱心さがあった。(ゴスペル・ワーカー188)
 パウロは、公にも働いたが、また同様に神に対する悔改めとわたしたちの主イエス・キリストに対する信仰を説いて家から家へとまわった。彼は人々の家で彼らと会い、そして涙ながらに彼らに嘆願し、彼らに神の勧告全体をはっきりと述べたのであった。イエスは、人々と個人的に接触なさった。このお方は、ご自分の助けを必要としている人々から遠くはなれて、距離をおいて立っておられたのではなかった。……わたしたちは、自分たちの奉仕を必要としている人々の心に近く行かなくてはならない。わたしたちは理解できるように聖書を開き、神の律法の要求を提示し、ためらう人々に神の約束を読み、背信の者に訴え、不注意な者を呼び覚まし、弱い者を強めなければならない。(レビュー・アンド・ヘラルド1888年4月24日)
 あなたの隣人たちに語りかけるのをなおざりにしてはならない。そして彼らにあなたの力の及ぶ限り親切を尽くしなさい。……わたしたちはパウロを家から家へとまわらせ、涙ながらに嘆願させ、そして「神に対する悔改めと、わたしたちの主イエスに対する信仰」を教えてきた精神を求める必要がある。(同上1888年3月13日)


よろしくお願いいたします。

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