「青年を助けるべき青年」


 「こういうわけで、平和に役立つことや、互の徳を高めることを、追い求めようではないか。」(ローマ14:19)


 わたしは生徒たちに熱心に語った。神のみ言葉の教えを強く勧め、そして彼らに、もし忠実であればまもなく移されることになる、より高い学校を念頭において置くようにと命じた。……わたしはこれらの生徒たちが自分の最善を尽くし、そして自分自身の道にも、他人の道にも何一つつまずきの石を置かないようにと望む。しかし彼らは個々にクリスチャンになるために奮闘しなければならない。勤勉な研究と熱心な祈りによって、神のみ働きで受け入れられる奉仕をするのに重要不可欠な訓練を得るために努力しなければならない。
 わたしは青年たちがより高いクリスチャン経験を得るようにと互いに助け合うのを見たいと切望する。わたしたちはすべての人の判決が永遠に決定される日の壮大な調査のために準備しているのである。この厳粛な出来事を視野に入れて、青年ばかりでなく、永遠の命のために奮闘しているすべての人々は、心と思いのすべての力をキリストの方法を学ぶために注がなければならない。わたしたちには直面しなくてはならない厳しい戦いと、獲得しなければならない重要な勝利がある。……
 あなたの心を主の前でへりくだらせなさい。心と思いを純潔に清く保ちなさい。そして、世的な関わりから、自由でいなさい。聖化された生涯のすべての力は神の奉仕に用いられるのである。
 「ある戦闘で、攻撃部隊の一人が、敵によって背後から攻撃されていたとき、前線に立っていた旗手は、軍隊が退却するとき、自分の陣地に立っていた。司令官は軍旗を戻すようにと叫んだ。しかし、旗手の返答は、『人々を軍旗にまで連れ戻せ』であった。」これがわたしたちの表すべき精神である。人々を軍旗にまで呼び戻すことが、すべての忠実な旗手に委ねられている。主は全心を傾けた誠意を求めておられる。多くの自称クリスチャンは、自分自身と自分と関係のある人々を真の標準にまで連れてくる勇気とエネルギーに欠けている。旗を掲げる人々は、勇敢で誠実な人物として、人々を軍旗にまで連れ戻さないのであろうか。わたしたちの救いの将であられるキリストが、戦場におられることを思い出さないのであろうか。
 あらゆる国々から、マケドニアの叫びが響いている。来てわれわれを助けよ。神はわたしたちの前に伝道地を開いておられる。もし人間である器が神聖な代理者たちと協力するならば、多くの魂が真理に勝ち取られるのである。主の御霊は恵み深く表されるようになる。……
 すべての聖化された心は今、命を与えるメッセージを宣布しようと努力することによって、応えようではないか。……もし男女がへりくだりと忠実さのうちに神の定められた働きに取り掛かるなら、神の力が魂を真理に改心させることに表される。彼らの努力の結果はすばらしいものとなるのである。(手紙44, 1911年)


よろしくお願いいたします。

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