「キリストの品性に生きる」

 「愛する者たちよ。それだから、この日を待っているあなたがたは、しみもなくきずもなく、安らかな心で、神のみまえに出られるように励みなさい。」(ペテロ第二3:14)


 この世において成し遂げられる最大の働きは、キリストのご品性に生きることによって、神に栄光を帰することである。(教会への証6巻439)
 ペテロと「同じ尊い信仰」をさずかった人々へあてたペテロの第二の手紙の中で、使徒はクリスチャンの品性を成長させるための神のご計画を明らかにした。彼はこう書いている。「神とわたしたちの主イエスとを知ることによって、恵みと平安とが、あなたがたに豊かに加わるように。いのちと信心とにかかわるすべてのことは、主イエスの神聖な力によって、わたしたちに与えられている。それは、ご自身の栄光と徳とによって、わたしたちを召されたかたを知る知識によるのである。また、それらのものによって、尊く、大いなる約束が、わたしたちに与えられている。それは、あなたがたが、世にある欲のために滅びることを免れ、神の性質にあずかる者となるためである。」
 「それだから、あなたがたは、力の限りをつくして、あなたがたの信仰に徳を加え、徳に知識を、知識に節制を、節制に忍耐を、忍耐に信心を、信心に兄弟愛を、兄弟愛に愛を加えなさい。これらのものがあなたがたに備わって、いよいよ豊かになるならば、わたしたちの主イエス・キリストを知る知識について、あなたがたは、怠る者、実を結ばない者となることはないであろう。」
 これらの言葉は教訓に満ちていて、勝利の基調をなす。使徒は、信者にクリスチャンの進歩のはしごを紹介しているが、そのひとつひとつの階段は神を知る知識の進歩をあらわし、このはしごを登るのに行き詰まりはない。信仰、徳、知識、節制、忍耐、信心、兄弟愛、愛は、はしごの階段である。この階段を一段一段登って、われわれに対するキリストの理想の高さに達する時に、われわれは救われるのである。こうしてキリストはわれわれの知恵となり、義と聖とあがないとになられる。
 神はその民を栄光と徳に招いておられる。そしてこれらは神と真実につながっている人々すべての生活にあらわれる。天の賜物にあずかる者となったら、彼らは「信仰により神の御力に守られて、」完全を目指して進まなければならない(ペテロ第一1:5)。神の徳をその子らにお与えになることは、神の栄光である。神は人々が最高の標準に達するのをご覧になりたいと望んでおられる。そして、信仰によってキリストの力をつかみ、主の確かなみ約束に訴えてそれを自分のものとして求め、拒まれないようしきりに聖霊の力を求めるならば、彼らはキリストにあってそれに満たされるのである。(患難から栄光へ下巻229, 230)

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