13「キリストの容貌」1

 第13節の下句にイエスは王および祭司のような権威ある衣をまとっておられる事が記述されている。聖書中キリストの容貌において比較的詳しく記述した所はただこの一か所、すなわち本節以降数節の記事のみであるといっても過言ではない。福音書記者はキリストが肉体をとってこの地上にいらっしゃった当時の御容姿について何ら言及していないし、またその肖像のようなものも残していない。それというのも、後世それらのものが偶像崇拝の道具に用いられることを防ぐためであったと推察されるのである。
 ヨハネは3年半の間、「きつねには穴があり、空の鳥には巣がある。しかし、人の子にはまくらする所がない」と言われるほど貧しかったキリストに従い、ついに彼が唾を吐かれ、いばらの冠をかぶされ、鞭うたれ、そしてカルバリーの十字架に釘づけられたのを目撃した。しかしヨハネは、その同じキリストが栄光に輝く御姿で立たれるのを見たのである。  
 ユダヤの歴史家ジョゼファスも語っているように、ユダヤの祭司長はその胸に衣を巻いていた。ここにキリストは天の聖所の祭司長として現されているが、昔ユダヤにあった聖所はこの天の聖所の型、あるいは影であった。(ヘブル書8章参照)なお彼は我々の仲保者であり、助け手であられる。

ブログ村ランキングに参加しています。
もしよろしかったら、クリックお願いいたします。

 ↓↓↓  

にほんブログ村 哲学・思想ブログ プロテスタントへ
にほんブログ村