「神の恵みの管理者」

  「あなたがたは、それぞれ賜物をいただいているのだから、神のさまざまな恵みの良き管理人として、それをお互のために役立てるべきである。」(ペテロ第一4:10)

 神の恵みの知識、神の御言葉の真理、また現世における賜物―時間と財産、タラントと影響力―はすべて、神の栄光と人の救いのために用いるようにと神から委託されたものである。人にご自分の賜物を絶え間なく与えておられるお方にとって、これらの賜物を利己的に握りしめ、与え主にお返ししないのを見ることほど神にとって不快なことはない。イエスは今日、天においてご自分を愛する者たちのために住まいを準備しておられる。そう、住まい以上のもの、王国がわたしたちのものになるのである。しかし、これらの祝福を相続するすべての者は、他の人々の善に対するキリストの自己否定と自己犠牲を受け継がなければならない。
 恩恵期間が閉じつつあり、あわれみの最後のメッセージが世界に与えられるべきである。今以上に、キリストのみ事業のために熱心で自己犠牲的な働きが必要とされる時はない。……
 神の恩恵によって人が受けるすべての物は、神に属している。地の高価で美しい物によって神が与えられた物は何であっても、わたしたちを試し、神に対するわたしたちの愛の深さと神の恩恵に対するわたしたちの感謝を測るためにわたしたちの手に置かれているのである。富の宝であろうが知性の宝であろうが、それらはイエスの足元に心からの捧げ物として置かれるべきである。……
 神に捧げる物は何であっても、このお方のあわれみと寛大さによって、忠実な管理者としてわたしたちの手に置かれているものである。……罪によって曇らされていない理解力を持っている神の天使は、天の賜物は大いなる与え主の栄光を増加させる目的で与えられていると考えている。人の幸福は神の主権に結びついている。神の栄光はすべての被造物の喜びと祝福である。わたしたちが神の栄光を促進することを求める時、わたしたちは自分自身にとって受けることのできる最高の善を求めているのである。……神はご自分への奉仕にあなたがこのお方から受けたすべての能力、すべての賜物を捧げるように求められる。このお方は、あなたがダビデと共に「すべての物はあなたから出ます。われわれはあなたから受けて、あなたにささげたのです」と言うことを望んでおられる(歴代志下29:14)。(教会への証5巻731-737)

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