「神との同労者」

  「わたしたちは神の同労者である。」(コリント第一3:9)

 神は、キリストの恵みを十分に受けて神の前に歩もうとしている真実で熱心な魂を尊び、支えられる。主イエスは、へりくだって震えおののきつつ歩む一人の魂でも、そのままに放置なさることはない。わたしたちは、神が心に働いてくださることを信じるであろうか。神に働いていただけば、わたしたちは清く聖なるものとなり、その豊かな恵みによって神とともに働くことができるようになるということを、信じるであろうか。清められた鋭い認識力で神の約束の力を正しく認め、それを自分のものとすることができるであろうか。それはわたしたちに価値があるからではなく、キリストに価値があり、またわたしたちが義であるからではなく、わたしたちのためのキリストの義を生きた信仰をもって求めることによるのである。(神のむすこ娘192)
 神は昔、その民に光をお与えになったとき、一つの階級にだけ限定され、それを通してお働きになったのではない。ダニエルはユダの貴族であった。イザヤも王族の生れであった。ダビデは羊飼の少年であり、アモスは牧夫、ゼカリヤはバビロンよりの捕虜、エリシャは農夫であった。神は自分の代表者として預言者、王族、高貴な人、貧しい人を立て、世に伝えるべき真理をお教えになった。神の恵みにあずかるすべての者に、主は人のために働く任務をお定めになっている。……
 神の摂理にしたがって、自分の召されたところで働けるように全員が体力と知能をできる限り発達させるべきである。パウロとアポロがキリストから受けた恵み、すなわち、ふたりを霊的に卓越させ、有名にしたのと同じキリストの恵みが、今日、献身的クリスチャンの伝道者に向かって与えられる。まちがうことのない明るさと力とをもって神の栄光が今の世に示されるために、神の子が知恵と知識を有するように神はお望みになっている。……
 学校教育に乏しく、社会的地位も低い人がキリストの力によって人の魂を神に導くのに非常な成功をあげることがある。その成功の秘訣は神に対する信頼である。立派な相談相手であり、力に満ちておられる神から日々教えを受けたのである。(ミニストリー・オブ・ヒーリング119-123)
 キリストを心にやどしている者、キリストの愛をこの世に示す者はみな、人類の祝福のために神と共に働く者である。他の人々に分け与えるために救い主から恵みを受けるとき、霊的いのちの潮が彼の全身からあふれ出るのである。(患難から栄光へ上巻5)

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