「完成した働き」

  「彼は『恵みあれ、これに恵みあれ』と呼ばわりながら、かしら石を引き出すであろう。」(ゼカリヤ4:7)

 人間の力は神の働きを確立することも、滅ぼすこともできない。困難と反対に直面して、このお方の働きを前進させる者に、神はご自分の天使の絶え間ない導きと守りを与えられる。地上におけるこのお方の働きは止むことがない。このお方の霊的宮という建物は、完成され、『恵みあれ、これに恵みあれ』と呼ばわりながら、かしら石が引き出されるまで前進するのである。(教会への証7巻170)
 キリストは教会に神聖な責任をお与えになった。教会員はそれぞれ、神がその恵みの富と、計り知れないキリストの富とを世にお伝えになる器とならねばならない。世の人々に、キリストのみたまと品性をあらわす器ほど、キリストが望んでおられるものはない。人間を通して救い主の愛があらわされることほど、世が必要としているものはない。……
 教会は、真理を宣べ伝えるための神の機関であって、特別の働きをする力を神から与えられている。もし教会が神に忠実であり、神のすべての戒めに従うなら、教会には神の計り知れない恩恵が内住するであろう。教会が真実に神への忠誠をつくし、イスラエルの神、主をあがめるとき、どんな勢力もこれに対抗することはできない。(患難から栄光へ下巻308)
 キリストは、彼らを通してこの世が恵みの雰囲気で囲まれるように、ご自分の満ち満ちた力によってご自分の民を力づけることを望んでおられる。神の民が、このお方に自分自身を心から明け渡すなら、この目的は達成される。……キリストは人間の内に宿り、人間はキリストの内に宿るのである。すべての働きには、限りある人の品性ではなく、無限の神のご品性が現れるのである。……
 神の力によって織られた品性という良質の織物は、天からの光と栄光を受け、世の前に証人として立ち、生ける神の御座をさし示すのである。そして働きは、しっかりと、強化された力によって前進するのである。(教会への証7巻148,149)

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