81「賛美の大コーラス」

 本章は御座におられる神と小羊に対する最後の大高潮の賛美のコーラスをもって結ばれているが、幻のこの部分は未来に関するものである。これについては後に詳論するが、全宇宙が全く清められ、いかなる形においても罪と死と刑罰の影すらとどめない時が来るのである。その時こそ全ての者は全き歓喜と平和のうちにあって「世々限りなく」神と小羊に属す「賛美、ほまれ、栄光、権力」等をほめ歌うであろう。
 我等は四つの生き物と共に真心より「アーメン」と叫ばなくてはならない。なぜならばそれは真理であるからである。「アーメン」たる神およびキリストが計画された事は必ず成就するのである。我々の中で最も弱く最も罪深い者に対してももし真理とその祝福ならびに特権を信受するならば、大いなる希望があるのである。我等の中にあるこの希望により、我等は喜び勇んで王なるイエス・キリストに信頼しまた従うことができるのである。
 読者よ、皆さんもこの「アーメン」との叫びを共にしたくはないであろうか。もし皆さんがその時彼を賛美する群の一員となることを望むのなら、今主に従うべきである。天の幕屋に奉仕する二十四人の長老も贖罪の栄えある最期の結果を瞑想した時、ひざまづいて永遠に生きておられる方を礼拝したのであった。彼らはここにおいてさらに賛美礼拝すべき理由を見出したのである。天は何と驚くべきまた幸福なところではないか。そこは全知全能の神によって治められ、キリストの犠牲によって清められ、また贖われた者が彼の周囲に集まり、共に真心より彼に最高の賛美と礼拝と奉仕とを捧げている所である。

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