119「トレミー・フィロパターとアンチオカス・マグナス」


「そこで南の王は、大いに怒り、出てきて北の王と戦います。彼は大軍を起すけれども、その軍は相手の手にわたされるでしょう。」ダニエル11:11

 エジプトのおいてはトレミー・フィロパターが父王エウエルゲテスの後を継いで王位についた。これはシリア王アンチオカス・マグナスが兄に代わって王位についた少し後の事である。トレミー・フィロパターは怠惰であったが、アンチオカスのシリア軍がエジプトに来襲した事を聞き、「大いに怒り」これを国外に抑止しようとして大軍を起こした。北の王の軍隊もなかなかの大軍で、歴史家ボリビヤス氏の伝えるところによると、この時アンチオカスは、歩兵6万2千、騎兵6千、および200の像を率いていたということである。しかしアンチオカスは負けて預言のとおり「その軍は相手の手にわたされ」た。すなわちアンチオカス軍は歩兵一万と騎兵3千人を殺され、他に4千人以上が捕虜となったが、エジプトの損害はわずかに騎兵700と歩兵4千だけにすぎなかった。

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