「宗教の明るい面」
「しかし、わたしは主によって楽しみ、わが救の神によって喜ぶ。」（ハバクク3:18）
神を愛するすべての者が神の恵みと真理の尊さについて証をすべきである。真理の光を受ける者たちが、黙っていないでしばしばお互いに話をするように、教育を重ねるべきである。神を愛し恐れる者たち、また神のみ名を思う者たちは、お互いに話をすることで自分たちの考えを表現する機会を持てる時として、安息日を心にとどめるべきである。……
天の主権者は、信者たちの環境がどれほど粗末なものであっても、ご自分の関心を彼らと一つになさる。また彼らが共に集まる特権を得る所ではどこでも、主のみ名を思う結果抱くありがたさと愛を、言葉に出してお互いに話すのは、ふさわしいことである。そのようにして、神が耳を傾けて聞かれる時、神は栄光をお受けになる。そして、語られたその言葉は記録の書に記されるので、証の集会はあらゆる集会の中で最も貴重なものと思われることだろう。……
あなたの経験の暗い面について考え込んで、敵を満足させてはならない。敵に抵抗するのを助けて下さるイエスにもっと十分な信頼を寄せなさい。もし我々がもっと多くイエスについて考えたり話したりして、自分のことについての考えや話を少なくすれば、さらに豊かな彼の臨在を得るはずである。もし我々が彼につながっていれば、平安、信仰、そして勇気にしっかり満たされ、勝利に満ちた経験を得て、集会で神のための明瞭で力強い証をすることによって他の人たちが元気づけられることになろう。神の恵みの栄光を賛美するためにこれらの尊い証が、キリストに似た生活によって支えられ、魂の救いのために働く非常に抵抗しがたい力を持つのである。宗教の明るく快活な面が、日毎に神に献身するすべての者によって表される。我々は、つらく思われる試練に悲しい気持ちで関わることによって、主を汚すべきではない。我々を教育するものとして受けとめるべき試練はすべて、喜びを生み出すだろう。宗教生活の全体は、高められ、高潔になり、高貴なものとされ、良い言葉と行いを伴う香りとなるだろう。（SDAバイブル・コメンタリー4巻1183）
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