99「四方の風と東から来る天使」

 「地の四方」―いうまでもなく、これは東西南北すなわち四方という意味であり、前述の天使たちが特別の意味において全地上を忙しく働いている事を示すものである。
 「四方の風」―もともと聖書において風は争闘、動乱を意味するものであるから、(ダニエル7:2、エレミヤ25:32)四人の天使が地の四隅に立って引きとめつつある四方の風とは、世界に臨む争闘戦乱をさすものであり、ひとたび天使の手が放たれるや、これらの風はあまねく吹きめぐり、エレミヤの預言にあるような一大旋風を引き起こすのである。
 「日の出る方(東)から上って来る」天使―ここにまた別の特別な使命を担う一人の天使の事が紹介されている。「日の出る方(東)から上ってくる天使」という語はある訳を見ると、「朝日が昇るように現れる」という意味に記されているが、これが正しいのである。実際にこの表現は位置よりもむしろその天使の現われ方を叙述したものである事は明らかである。すなわち太陽はのぼり初めの頃は、その効力は薄くとても微弱であるが、次第に勢いを増して正午になると、眼もくらむようなあかあかとした光輝を放つのであるが、そのような運動はごく微微たるものであるが、進むにつれて勢力を増し、ついにおおいなる威力を発揮して終結を告げるのである。

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