「避けるべき罠」」
「すべて世にあるもの、すなわち、肉の欲、目の欲、持ち物の誇は、父から出たものではなく、世から出たものである。」（ヨハネ第一2:16）
「世の誇りと愛は、霊性と恵みの内の成長を大いに妨げる罠である。
この世はクリスチャンの天ではなく、わたしたちを聖なる天にいる罪の無い天使たちと一つになるのに適した者にするための神の作業所にすぎない。わたしたちは絶えず思いを高尚で無我の考えに訓練しなければならない。この教育は、神の御名が地上であがめられるようにこのお方がわたしたちに与えられた力を訓練するために必要である。わたしたちは神がわたしたちに与えられた高尚な資質に責任があり、このお方が計画されなかったことにこれらの能力を用いることはこのお方に低俗な忘恩を示すことになる。神の奉仕は、わたしたちのすべての力を要求しており、わたしたちがこの力を高い状態に培い、天の事を瞑想することを愛するように思いを教育し、正しい行動によって神に栄光を帰すことによって魂の活力を強め高めない限り、神の計画にかなうことができないのである。……
思いが宗教的主題を考えるように教育されない限り、思いはこの方向に弱くなる。しかし世俗の事業を考えている時、思いは強くなる。なぜなら思いがこの方向に培われ、訓練によって強められるからである。男女が宗教的生活を送ることがそれほど難しい理由は、彼らが思いを信心深い生活のために用いないからである。思いは反対方向に行くように訓練されている。思いが常に霊的知識を得るように、また信心の奥義を理解することを求めるために訓練されない限り、永遠の事柄を正しく認識することはできない。……主に世の事柄を考え、神の事柄は少ししか考えないことによって心が分かれている時、霊的力の特別な増加はない。」（教会への証2巻187-189）
「世の人々が熱心にまた野心的に地上の宝を得ようとしている一方で、神の民は世に一致することなく、熱心に見張り待つ姿勢によって彼らが変化したこと、またこの世は彼らの故郷ではなく、もっと良い天の故郷を求めていることを示す。」（同上194）
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