「改心のもととなったペテロのふるい」

 「シモン、シモン、見よ、サタンはあなたがたを麦のようにふるいにかけることを願って許された。しかし、わたしはあなたの信仰がなくならないように、あなたのために祈った。それで、あなたが立ち直ったときには、兄弟たちを力づけてやりなさい」。」(ルカ22:31,32)

 「キリストの弟子であると公言する非常に多くの者が激しい誘惑に陥る原因は、自分自身についての正しい知識を持っていないからである。これがペテロが敵にそれほどまでも徹底的にふるわれたところである。わたしたちが自分の弱さを悟ることができるなら、自分自身のためにすべきことが非常にたくさんあることが分かるので、自分の心を神の力強いみ手のもとにへりくだらせるのだが。自分の無力な魂をキリストにあずけることによって、わたしたちはキリストの知恵で自分の無知を補い、この方の強さで自分の弱さを、この方の強さで自分の弱さを、この方の忍耐強い力で自分のもろさを補う。ペテロは自分自身の誘惑されやすいことを知らず、自分は強いと考えた。
 ペテロが自己をキリストの内に隠しつつ、神と共にへりくだって歩いていたなら、熱心に神の助けを求めていたなら、自身に頼らず、そして主の教えを受けいれそれを実践していたなら、彼は用心して祈っていたであろうに。・・・彼が自分自身を綿密に探っていれば、主は彼に神の助けをお与えになったので、サタンのふるいは必要なかったのである。・・・サタンの全勢力にも、神から来る知恵に単純に信頼して任せる魂を無能力にする力はない。(ユース・インストラクター1898年12月15日)
 「ペテロのためのキリストの心配りがペテロを回復させたのであった。サタンはキリストの全力を込めた仲保に敵対して何もすることができなかった。そしてキリストがペテロのためにされた祈りを、このお方はへりくだって心に悔恨しているすべての者のためにされる。…ペテロは光と知識に対して罪を犯し、偉大で高貴な特権に対して罪を犯した。彼がつまずく原因となったのは自信であった。そして現在人間の心の中で働いているのもこの同じ悪である。正しい者であり得るが、キリストの学校で絶えず学んでいないかぎりほとんど確実に過ちを犯す。わたしたちの唯一の安全は神と共にへりくだって歩くことにある。」(ユース・インストラクター1898年12月15日)

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