SDAと宗教統一運動21

 新ペンテコステ運度のカリスマの影響力はSDA教会の中における深刻な問題として提示されている。SDA教会の出版物はそれを認めている。レビュー・アンド・ヘラルド誌の記事は1973年5月24日その事実を次にように記した。「新ペンテコステ運動は、SDA教会の中で自由主義神学や進化論的人本主義よりもさらに狡猾な危険要素であることが判明されるであろう。」
 1973年SDA教会の指導者たちは、新ペンテコステ主義を調べるために集会を開いた。そして、ドイツのSDA教会の雑誌(ADVENTECHO No13 1973年7月1日)は次のように論評した。
 「牧師、教授、著者など、教会の指導者からなる23名はあらゆる局面、すなわち今後教会の進行する位置と聖霊の賜物の運動などを研究するために、米国のジョージア州コンビゲーキャンプ場で1月4日から13日まで集会を開いた。
 一時はSDA教会の信徒たちは、他の教会の中で起きているこのような現象について、自分自身とは何の関係もないとみなしていた。しかしながら、このことが教会に急に迫って来た問題ではないということはできない。・・・この問題を吟味する必要がある。・・・青年たちに強い印象を与えており、わたしたちの大学生たちにも同様な感化を及ぼしている。
 教会に不和と分裂を引き起こす問題が教会の中に入り込んでくるとき、このような事柄について代表者たちはただ責められ、その問題はただ軽視されるのである。後に主のみ前で審判の決算報告の時のために、注意深く警戒し、そのために教会はいつも準備しなければならないのである。教会自体の欠陥は、今そのために戦っている問題を引き起こしたのである。
 三名の代表者たちが米国以外のところから招かれたということは、この問題が全世界的に深刻な問題であるということを示している。」
 わたしたちが部分的に引用した記事の題目は「SDAは異言を語るのだろうか?」であるが、この事実は意味深長である。
 半世紀前までは、ペンテコステ教会の牧師たちをアドベンチストの講壇に招くということは想像すらできない呪われるべきことであった。有名な心霊術師、オーラル・ロバーツが1983年午前11時にわたしたちの大学(ロマリンダ大学)教会で、アドベンチスト信徒たちに講演するために招待された。新聞から引用する。
 「ロバーツが講壇に立った時、彼は約1800名の聴衆からの礼儀正しい拍手を受け入れた。
しかしながら、彼が講壇から降りる時は、暖かい、間断ない拍手であった。全ての疑惑が取りさられたわけではないが、ロマリンダ大学の学生たちはロバーツの善い働きと業績を喜んで受け入れた様子であった。・・・
 SDA教会の連合部会において、講演者としての適性にたいする疑いは、結局彼がペンテコステ運動の心霊治療師という身分のために起きたのである。
 わたしはここから70マイルしか離れていない砂漠にいたが、その時、イエスはわたしの所に来られて言われました。わたしは疲れはてていたが、どんなことが起こるかを知っていましたと、彼は言った・・・。
 保守的なSDA教会信徒たちは絶えずロバーツを危険な人物とみなしている。9名の反対者たちはロバーツの講演の前に教会の前でパンフレットを配布した。そのパンフレットにはロバーツを『偽預言者、欺瞞的な教理、・・・心霊術、そして敵』であると、警戒心を呼び起こした。講演に出席した少数の人々は反対者たちと話す時間を持った・・・。」(The Sun〔published in San Bwenessino,California〕March 9,1983.)

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