「祝福である神の正義」
「神よ、あなたの御座は、世々限りなく続き、あなたの支配のつえは、公平のつえである｡」（ヘブル1:8）
〔神〕は、宇宙の全住民が、最終的な反逆の打倒と罪の根絶において、神の正義を確信することを望んでおられる。このお方は、罪の真の性質と恐ろしい影響とがはっきりと表され、それによってすべての者が神聖な統治の知恵と正義に間違いがないことを確信するよう意図しておられる。（聖書訓練学校
1908年12月１日）
キリストの王国に関しては、良心の強制や無理強いは許されていない。血が流されたり、武力が用いられたり、神の国と神の義とを選ばない人を投獄するために牢獄が開かれたりしてはならない。キリストは真理を通して聖化された心の自発的な奉仕のみをお受け入れになる。（レビュー・アンド・ヘラルド1895年３月26日）
さばきの場面は全諸世界の面前で起こる。なぜなら、このさばきにおいて、神の統治の正当性が実証され、神の律法が「聖であって、正しく、かつ善なるもの」としてあらわされるからである（ローマ7:12）。そのとき、一つ一つの判決が下され、すべての人にそれが宣告される。罪はその時には魅力的には見えず、はなはだしく忌まわしいものであることがありのまま見られるようになる。……
すべての行為は、小さくても大きくても、評価されることになる。ここでは、些細なことだと思われたことも、そのときにはありのまま見られるようになる。やもめのレプタ二枚が認められる。差し出された冷たい水一杯､訪問した牢獄、空腹なものに食べ物が与えられたこと、一つ一つのことがその報いをもたらす。そして、果たされなかった義務、利己的な行為が忘れられることはない。神のみ座の周りの公開された法廷で、それを行った時とはずいぶん異なる様相で現れるようになる。……
わたしたちが今表している品性が､わたしたちの将来の運命を決定している。天の幸福は、神のみ旨に一致することによって見出される。……神はだれが地上のご自分の王国の忠実で誠実な臣民であるかをご存知である。そして、天でなるごとく、地上でご自分のみ旨を行う者が、天上の王家の一員とされるのである。（神のむすこ娘たち361）
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