「たしかな勝利」
「感謝すべきことには、神はわたしたちの主イエス・キリストによって、わたしたちに勝利を賜わったのである。だから、愛する兄弟たちよ。堅く立って動かされず、いつも全力を注いで主のわぎに励みなさい。主にあっては、あなたがたの労苦がむだになることはないと、あなたがたは知っているからである。」(第一コリント15：57、58)
悪い習慣に……打ち勝つために、あなたは祈りつつ見張らなければならない。あなたには働く時間がほとんどないのであるから、熱心かつ徹底的でなければならない。自分の力で十分であると感じてはならない。力ある征服者のみ名の内にのみあなたは勝利を得ることができる。他の人々との会話の中で神の厳格な裁きと処罰を長々と語る代わりに、このお方のあわれみと慈しみそして愛を語りなさい。そのみ約束に堅くすがりつきなさい。あなた自身の力では何もできないが、イエスの力強さにあってあなたはすべてのことをすることができる。あなたがキリストの内にあリキリストがあなたの内におられるなら、あなたは変えられ、再び新しくされ、聖化される。「あなたがたがわたしにつながっており、わたしの言葉があなたがたにとどまっているならば、なんでも望むものを求めるがよい。そうすれば、与えられるであろう」(ヨハネ15:7)。キリストがあなたの内におられること、つまりあなたの心が砕かれ、従うものとなり、へりくだっていることを確かめなさい。神は砕けた悔いた者だけをお受け入れになる。天国は生涯続く辛抱強い努力をする価値がある。しかり、すべてに価する価値がある。(教会への証4巻259)
一人の罪人が悔い改めて神のもとへ帰った知らせに天の宮廷の中で喜びがあることさえわたしたちが見ることができ、天使の竪琴をかなでる調べと共に賛美の歌が御座のまえに上るのを聞くことができるなら、わたしたちが行うようにと神が残しておられる働きに、わたしたちがこれほどまでに気乗りがしなく無関心ではないであろうに。(レビュー・アンド・ヘラルド1882年7月18日)
わたしたちは神から力を得て勝利につぐ勝利をするのであろうか、それとも自分の力で試してついには打ち負かされて退却し、むなしい努力によつて尽きてしまうのであろうか。自己が神に屈服するとき勝利は確実である。……そしてわたしたちが祝福を得るとき、それを利己的に死蔵しないようにしよう。自分の得ている力を苦闘している同胞のだれかを助けるために用いよう。(サインズ・オブ・ザ・タイムズ1903年5月20日)
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