70 第5章 七つの封印

象徴された贖罪の計画

 預言者ヨハネが神の御座の前に召された時に見た荘厳な光景は、決して無意味なものではなかった。彼の見た全ての事は彼自身の永遠の運命に直接関係をもっていた。荒涼としたパトモスの孤島に一人寂しく流刑の身となっていたヨハネに対し、勝利と幸福な世界に入る恩恵を豊に与えようとの驚くべき確証が与えられた。そして神の驚嘆すべき贖罪の計画のあらすじが象徴的に彼の眼前に展開されたが、これは今日の我等にとってもきわめて密接な関係を有するものである。この計画は全宇宙における最も重大な研究題目であり、天は全てのわざにその事を示している。しかし罪人の心のみが神の贖罪の計画に無頓着である。現代の罪深い堕落した状態からアダム、エバエデンの園において罪を犯さなかった前、すなわち彼らのような罪のない状態と完全な歓喜とに立ち返るには、そこに非常な距離がある。が、全天はその無限の力を傾倒して、イエス・キリストに従う全ての者を平和と生命の永遠の家郷に導き返そうとしているのである。

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