121「エジプトの幼君エピファネス」


 「それは北の王がまた初めよりも大いなる軍を起し、大いなる軍勢と多くの軍需品とをもって、攻めて来るからです。」ダニエル11:13

 本節に預言された事件は「数年の後」起こるはずであった。トレミー・フィロパターとアンチオカス・マグナスとの間に結んだ平和は14年間継続した。その中にトレミー・フィロパターは酒色におぼれたために、死去し、その子トレミー・エピファネスが王位を継いだが、当時かれはまだ4、5歳の幼君であった。一方アンチオカスは内乱を平定し、東方に領地を広めたので、エジプトに幼君の立った時は交戦するのに最も良い時であった。彼は好機を逃してはならないと、難なく幼君エピファネスを倒そうと「初めよりも大いなる軍を起し」て(なぜならば彼は東方の遠征によってあまたの軍隊を集めかつ巨富を得ていたからである。)エジプトに向かった。この時の勝敗いかんによってはほどなく知り得るが、ここにこれらの国々の新たな入り乱れた問題が起こり、歴史的舞台に新しい活躍者が紹介されている。

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