129「シーザーの戦勝」

 「その後、彼は顔を海沿いの国々に向けて、その多くのものを取ります。しかし、ひとりの大将があって、彼が与えた恥辱をそそぎ、その恥辱を彼の上に返します。」ダニエル11:18

 シーザーはシンメイリヤン、ボスボラスの王ファルナゼスと戦争となるきっかけをつくりエジプトを引き揚げた。彼は敵地に上陸するや刃(やいば)によらずに勝利を得た。シーザーは自ら当時の戦勝の模様を“Veni, Vid,Vid,”「われ来たり、われ視、われ勝てり」の三語をもって友人に報告したという事である。本節の後半は不明瞭でその解釈については色々な説があって一定していない。ある説に従えばこれは少し遡ってシーザーがかつてポンペイと争った時のことを指したものであるといっている。しかし前後に起こる事件は明らかに預言に説明されているのであるから、この部分の預言は次節に記録してあるように、シーザーがファルナゼスを征服した時から彼がローマにおいて横死するまでに起こった事実を指して言ったものらしく思われる。であるからもしこの期間の歴史がより明らかになればこの部分の解釈に苦しまないことであろう。

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