118「わざわいだ」
「また、わたしが見ていると、一羽のわしが中空を飛び、大きな声でこう言うのを聞いた、『ああ、わざわいだ、わざわいだ、地に住む人々は、わざわいだ。なお三人の御使がラッパを吹き鳴らそうとしている。』」―黙示録8:13
本節の「わし」という語は英語欽定訳聖書にあっては、「天使」となっているが、この場合はむしろ天使と理解すべきなのが妥当であろうと思う。この天使は七つのラッパの天使の一員ではなく、なお残った三つのラッパの響く時に起こる事件のいっそう恐るべき性質のものであるという事、わざわいのラッパである事を布告する役目の天使である。このようにして次のラッパすなわち第五のラッパが最初のわざわい、第六のラッパが第二のわざわい、第七のラッパが第三のわざわいとなるのである。
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